排卵痛がひどい…!薬・鎮静剤は効く?漢方は?激痛の場合は必要!
【医師監修】女性の身体には生理痛の他に排卵痛というものが起きます。排卵痛の痛みで薬に頼りたいほど悩んでいる方も多くいます。ここでは排卵痛には実際どのような薬が効くのか、市販薬はどれを選べばいいか、排卵痛の対処法などを説明していきます。
子宮がん検診などで発見される場合もあります。したがって、将来妊娠を希望される方は日頃から検診もをちんと受けていくことが大切です。
(出血については以下の記事も参考にしてみてください)
排卵痛の対処法
薬や漢方を使う他にも排卵痛を和らげる方法があります。薬だけに頼るのではなく、自分でもできる対処法をためしてみましょう。
体を温めよう
冷えは女性特有の症状には付き物と言っていいほど様々な不調を引き起こします。排卵痛がひどい人は、なるべく身体を冷やさないように気をつけましょう。1番手軽にできるのが半身浴です。シャワーだけで済ますのではなく湯船に浸かることをおすすめします。
そして冷たいものばかり摂取しないことです。キンキンに冷えた飲み物やアイスは身体を冷やし、痛みの原因を作ってしまいます。冷たいものの食べ過ぎ、飲み過ぎは控えましょう。
排卵痛を和らげる食べ物
「ごぼう」「じゃがいも」「大根」「レンコン」「里芋」などの根菜をなるべく多く摂取しましょう。これらの食材には、身体をポカポカにしてくれる成分が入っています。生姜もおすすめです。生姜は身体の内側から温めてくれる食材としてよく知られています。根菜をたくさん入れた味噌汁に生姜を入れると、全てまとめて摂取することができるでしょう。
生の野菜のスムージーなどはヘルシーで身体に良さそうに思えます。しかし、生野菜が入っているものを多く摂取すると、冷えの原因になりかねません。摂りすぎには十分注意しましょう。
もう1つ注意が必要なのはコーヒーです。少量のホットコーヒーなら血行促進や冷え性の改善にもなるため問題ありません。しかし、飲み方や飲む量によっては冷えを引き起こします。
「一度に大量のコーヒーを飲む」「冷たいコーヒーを飲む」「白砂糖をたくさん入れる」などは冷えの原因になるので注意してください。もしコーヒーに砂糖を入れたい場合は「ハチミツ」「メープルシロップ」「てんさい糖」などに変えましょう。
排卵痛と妊娠確率
排卵痛が起こっている日には、妊娠する可能性もあるといえます。排卵があった日でも十分妊娠する可能性はありますが、ある医師によると「排卵日の2日前に性交を行うと妊娠する確率が何倍にも増える」とのことです。
排卵痛から時間が経ち過ぎてしまうと、卵子も寿命を迎えてしまいます。人それぞれ生理周期や排卵日は違うため、確実に妊娠をしたい方は毎月の基礎体温を測るのがおすすめです。そうすることで、排卵の有無を調べ、排卵の時期を予測するのが容易になります(※2)。排卵日を予想できる状態にするのが妊娠への近道といえるでしょう。
カズヤ先生
産婦人科医
卵子の寿命は排卵後、6〜24時間、精子の寿命は2〜3日と言われています。 ですので、排卵前に性行為をしておくことで、精子が卵子を待ち構えている状態になり、受精が成立します。 不妊治療におけるタイミング療法はこのメカニズムを前提に行われます。
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