新生児の外出!時間や持ち物など、どんなことに注意すればいい?

【医師監修】待ちに待った待望の赤ちゃん。一緒におでかけするのを楽しみしている新米ママ、上の子の都合で外出しないといけないベテランママ、新生児が外出して良い時期や持ち物に悩みませんか?新生児とおでかけの時の注意点や持ち物等をまとめてみました。

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専門家監修
渡邉恵里
平成19年卒、小児科医。現在は、精神科クリニックで子どもの発達や心の問題に取り組んでいます。
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Contents
目次
  1. 新生児の時期はいつからいつまで?
  2. 新生児の生後一ヶ月の生活
  3. 初めてのおでかけ
  4. 新生児のおでかけの注意点
  5. 二人目のおでかけはいつから
  6. 新生児と外出するときの持ち物
  7. 新生児には無理をさせないようにしましょう

渡邉恵里

小児科医

新生児のお出掛けで、おくるみに包む際、外気に触れないようにと包むことにとらわれ過ぎて、赤ちゃんが暑くて脱水になってしまうケースがたまにあります。適切な体温かどうか、汗をかいていないか、などのチェックをこまめにする事が大切です。 長時間のスリング使用は股関節脱臼のリスクになる他、スリングの不適切な使用で気道が閉塞してしまうなどのリスクもあります。使用時は短時間に留め、赤ちゃんの体の向きや顔色に注意するようにしましょう。抱っこ紐使用時も、落下防止の調節具を正しく調節し、屈む時は必ず赤ちゃんに手を添えるようにして下さい。子守帯には製品安全協会(SG)により認定された商品もあるので、購入時の参考にしてみて下さい。

二人目のおでかけはいつから

出典:https://www.pinterest.jp/pin/822540319422174452/

赤ちゃんが二人目となると、一人目を育てたママにも自信があったり、上の子の用事でおでかけの機会が一人目よりも二人目のほうが多くあると思います。しかし、赤ちゃんが二人目でも新生児には変わりません。二人目はいつからおでかけできるかは、一人目と同じで一ヶ月検診までは外出は避けることが基本となります。

上の子にとっても、赤ちゃん誕生は嬉しい反面ストレスにもなっています。おでかけをせがまれることもあると思いますが、二人目の子が新生児の時期は、新生児を家族に預けて上の子とおでかけする機会を作ってあげてください。

また、どうしても新生児を連れておでかけしないといけない上の子の用事がある場合は、赤ちゃんの授乳と授乳の間の少しの時間や、新生児が外に出ても支障のない時間帯を選ぶよう出来る限り新生児の様子に合わせるようにしましょう。

新生児と外出するときの持ち物

出典:https://www.pinterest.jp/pin/603412050072532338/

やむを得ない事情で、新生児をおでかけするときの持ち物はどのようなものを用意すればよいのでしょうか。

まず新生児は、ベビーカーに乗せると赤ちゃんの状態がわかりずらく、移動も大変なので、抱っこひもかスリングを使うことをお勧めします。首が座っていないので横抱きにできるものにしてください。

外出のとき必ず持っていた方がよい持ち物

新生児を連れてのおでかけで、常に持っていると良い持ち物は以下になります。

●母子手帳・健康保険証・診察券・乳児医療証
●授乳ケープ(母乳育児の場合)
●ミルク・哺乳瓶・お湯(ミルク育児の場合)
●ガーゼ(口や涙等をふくため)
●おむつ
●おしりふき
●ゴミ袋、ビニール袋
●新生児の着替え
●バスタオル・おくるみなどの体温調節ができるもの

上記の持ち物を大きめのマザーズバックに入れておくと良いでしょう。

夏の外出の持ち物

夏のおでかけはどうしても汗をかくので、吸湿性がよい肌着を着せ、汗をかいたらこまめに着替えさせてください。また、室内は冷房がよく効いている場所が多いため、赤ちゃんをくるむものが必要です。屋内外の気温差が激しいときは体温調節に注意しましょう。夏の外出で加える持ち物は以下になります。

出典:https://www.pinterest.jp/pin/290693350930467943/