育休復帰!育児と仕事の両立を行うための準備と心構え!

育休を終えて、うまく仕事に復帰するためには、気を遣わなければいけないポイントがいくつかあります。育休前と最中にしておくこと、そして復帰してからの動きについてお話しします。退職せずに仕事を続けるという決意を、現実のものにするための段取りです。

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Contents
目次
  1. 育休からの復帰を確実にするために!
  2. 育休開始前にしておくこと3つ
  3. 育休中にしておくこと5つ
  4. 最も大変な復帰準備は保育園探し
  5. 復帰後にすること2つ
  6. 育休から復帰するときの心構え
  7. 育休復帰後に利用したいサービス
  8. 育休中は子供も準備が必要?
  9. それでも辞めることを選択するケース
  10. 育休復帰は準備と気持ちが大切

昨今のニュースでも話題になっているように、地域によっては保育園探しが難しい場合があります。かなり早いうちから準備をしないと大変です。願書の受付が秋からだから……といって、春夏は何もしないというのはNG。やっておくことはいくらでもあります。

保育園が見つかるかどうかが、退職しないで仕事復帰をすることにとって最大の問題です。後ほど、保育園対策について詳しく解説しますね。

育休のうちに離乳を進める

保育園によっては、ある程度の離乳をしないと受け入れてくれないところもあります。また、仕事に復帰したら常に一緒にはいられなくなるので、育休中のようにいつでも授乳というわけにはいきません。母乳以外のお食事ができるようになっている必要があるんです。

とはいえ、赤ちゃんにも個人差があります。保育園までに離乳を完了しないと……と、焦って意気込まなくても大丈夫。ミルクと母乳以外のお食事をある程度まで受け入れるようになっていれば、多くの保育園は預かってくれます。

育休中も会社の人と連絡を取る

育休後に仕事を辞める理由は保育園のこともありますが、会社との情報共有をあまりしないで怠ってしまったことが問題だというケースも多いようです。育休は1年から2年。とっても長いですよね。この間、会社の状況はどんどん変化しているんです。新人が入っていたり、上司が替わったり、新システムが導入されていたり……。

育休後、まるっきり情報共有をしない状態で会社に戻ると、周りの人も仕事内容もわからない……なんてことになるかもしれません。上司や親しい同僚に、ときどき状況を聞いておくことを忘れないでくださいね。近況報告と挨拶がてら、ときどき連絡を取りましょう。可能なら在職中の仲間の力を借りて、新人に軽く自分のことを説明してもらったり、新システムの資料だけでも見せてもらったりなどできるといいですね。

育休復帰2ヶ月前ごろに会社と面談

この面談では、無事に保育園が決まったかどうか、復帰する時期に変更がないかどうかなどの確認がされます。復帰後の配属や仕事内容にも直結する大切な話し合いです。復帰を前にして不安になっていることがあれば、ここでできるだけ解消するようにしましょう。

復帰に向けての協力要請

育休から復帰すると、育休前よりも遙かに忙しくなります。家事と仕事に育児が加わっていますからね。今までのようにこなせるだろうという考えは、しないほうがよいでしょう。どうやって乗り越えていくかを、育休中にしっかりと考えておかなければなりません。

夫婦での家事分担の話し合いは必須。可能ならば実家に挨拶をして、協力要請をしておきましょう。資金に余裕があれば、お掃除ロボットや食洗機といった家電に頼るのも有効な手段です。後述する、地域の支援サービスについても調べておきましょう。

最も大変な復帰準備は保育園探し

前述の通り、仕事復帰の最大の条件が保育園の確保です。最大の退職理由も保育園の有無であるといえます。夫婦どちらかの実家住まいでご両親の協力が得られる方もいますが、その状況を得られる方はごくわずか。ご両親もまだ仕事をしていたり、年齢的に育児の体力に不安があるという理由から、同居の場合であっても保育園が必要になることがあります。

ここでは、仕事復帰のためのいちばんの問題、保育園探しについて考えてみましょう。

保育園はネットで探す?

保育園をいざ探そうとしたときに、最初に頼るのはやっぱりインターネットではないでしょうか。保育園もホームページを持っていることもありますし、便利な時代になりました。……ですが、インターネットは保育園探しにおいては2番手の手段にしていただきたいです。

インターネットは情報の更新が遅い場合があるんです。保育園の事務の方や保育士さんが、保育時間外に更新などの作業をすることが多いと思われますが、何せ多忙なお仕事。通販やニュースサイトのように、コンスタントに情報が更新されるだろうと思うのは危険です。

頼りになるのは自分の足。認可保育園の情報が集まっている役所に行って、担当者に話を聞くのが確実です。地域の保育園情報をまとめた冊子を発行している場合もあります。現在の待機児童数などの情報を聞き出すことも必要です。これをするとしないでは、保育園探しの効率がまるっきり変わります。

保育園に入るための審査