育休復帰!育児と仕事の両立を行うための準備と心構え!

育休を終えて、うまく仕事に復帰するためには、気を遣わなければいけないポイントがいくつかあります。育休前と最中にしておくこと、そして復帰してからの動きについてお話しします。退職せずに仕事を続けるという決意を、現実のものにするための段取りです。

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Contents
目次
  1. 育休からの復帰を確実にするために!
  2. 育休開始前にしておくこと3つ
  3. 育休中にしておくこと5つ
  4. 最も大変な復帰準備は保育園探し
  5. 復帰後にすること2つ
  6. 育休から復帰するときの心構え
  7. 育休復帰後に利用したいサービス
  8. 育休中は子供も準備が必要?
  9. それでも辞めることを選択するケース
  10. 育休復帰は準備と気持ちが大切

育休中、ほとんど家から出なかった子をいきなり保育園に預けると、やっぱりグズってしまうケースが多いです。ほかの子と比べてあまりにもグズっていると、保育士さんに迷惑がかかってしまいます。泣く子を置いて仕事に行くのも、辛くなってしまいますよね。そこで、保育園に入れる前に、外の世界に慣らしておく必要があります。

人に積極的に会わせておく

育休中は公園に出かけてほかの子供と接する機会を作ったり、親戚や友人に会わせたりなどして、両親以外の人に慣れさせておくとよいでしょう。いつまでも、この世で知っているのは両親と祖父母だけ……というわけにはいきません。最初は短時間から、話しかけてもらうなどして少しずつ実施していきましょう。

保育園の慣らし保育を利用する

いきなり長時間の保育をするのではなく、入園前に慣らし保育期間を設けているところがあります。1日あたり1時間から2時間程度の短い時間、保育園に行ってお部屋や教室に慣れさせるためのものです。この慣らし保育が、復帰のためにとても大切なんです。

子供は、これから長い時間を過ごす保育園に慣れることができます。そして両親も、教室や先生のことをよりよく知ったり、我が子がひとりでどう過ごすかを観察できます。さらに保育園側としても、ひとりひとりに合わせた保育プランの設計に役立ちます。

それでも辞めることを選択するケース

どれだけ会社や行政の制度が整っていたとしても、やはり仕事を辞めるお母さんがいるのが現状です。会社に迷惑がられた?退職しろと迫られた?不安になってしまうかもしれませんが、先輩お母さんたちの退職理由を知っておくことも大切です。そういったお母さんたちはどうして仕事を辞めることにしたのか。退職の理由やお母さんたちの気持ちを、発信されている声をもとに考察していきましょう。

育休中に保育園が見つからない

育休は、保育園が見つからなかった場合1年6ヶ月、さらに平成29年10月からは制度改正で2年まで延長できます。しかし、そこまでフルに探しても保育園が見つからないというケースもあります。

審査の条件、地域にどれだけの保育園があるか、家庭的保育事業などの保育園の代わりになる施設を探したか……など、知識と準備時間があれば乗り越えられるかもしれません。

復帰はしたけど待遇に耐えられない

前述の通り、育休前と同じ仕事にすんなり戻れることは少ないんです。新人のような扱い、部署替え、早退や遅刻に対する理解度……こういった問題から、自分が会社に迷惑をかけていると強く感じて辞めてしまうケースがあります。お母さんがどれだけ強く、前向きになれるかが大切です。先に挙げた周囲への挨拶など、準備も周到に。

この点、女性が多い職場、または既婚者が多い職場ですと比較的支えてくれる方が多い傾向にあります。迷惑はお互い様。辞める前に相談してほしい。そう言ってくれる人も、職場にいるかもしれません。どうせ辞めるなら……の精神で、なりふりかまわず相談してみるとよいでしょう。ちゃんとご挨拶をして、忙しくないタイミングを見計らうなどの気遣いをすれば、お父さんお母さんにすでになっている人ならば迷惑がらずに話を聞いてくれる人が多いですよ。

ただし、育休や育児に対する理解が進まず、ひどく冷遇を受けてしまう現場も無くなっていません。遠回しに退職をすすめる人もいるようです。どうしても耐えられないと思ったら、心を守るほうに動いても決して間違いではありません

復帰後の問題を相談できない

迷惑がられたらどうしよう、退職をすすめられたらどうしよう……。不安が先行して、育児や体調の問題を報告しないお母さんもいます。自分だけで乗り越えようとして結果、会社により大きな迷惑をかけてしまい、いたたまれなくなって辞める……というケースです。

数日間子供の体調が悪くて呼び出しの可能性がある、実は体調がすぐれなくて効率が上がっていない……といった内容は、言いにくくても上司にだけは伝えるようにしましょう。いずれにせよ迷惑をかけてしまうなら、迷惑の度合いを最小限にとどめる努力をしたいですよね。あらかじめ伝えておけば、上司が対策を一緒に考えてくれるかもしれません。

それに、上司や同僚の中にも育休経験者がすでにいるケースもあります。不安は、どのお母さんにもあります。だったら、経験者に相談してみるのがいいですね。経験者の同僚に、どういった行為が周囲に迷惑がかかるのか、自分は辞めるべきなのか……といった不安を、思い切って相談してみましょう。