生理周期がバラバラになるのはなぜ?排卵との関係や原因を知りたい!
【医師監修】生理は女性にとって切っても切れない存在です。生理の周期がバラバラだと、普段の生活に支障をきたすだけでなく、妊娠する時の障害にもなります。なぜ、生理周期がバラバラになるのでしょうか。排卵との関係や生理周期がバラバラな場合の対処法も含めてお伝えします。
生理周期って何?
妊娠しなかった場合、妊娠のための子宮内膜が必要なくなり、黄体形成ホルモンと卵胞ホルモンの分泌が減少します。その後、はがれ落ちた子宮内膜が血液と一緒に体外に出ます。この一連の現象が生理です。では生理周期とは何でしょうか。
生理周期について
生理開始日から次の生理開始前日までを1つの周期とし、その周期が生理周期と呼ばれています。生理周期は「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」という4つの期間を繰り返すもので、女性ホルモンが大きく作用しています。生理周期は通常25~38日の間隔でひと巡りするものです(※1)。
生理周期がバラバラになる原因とは
生理周期の乱れと言ってもその症状は様々です。例えば、生理周期の長い希発月経や生理周期の短い頻発月経、生理周期が不定期な不正周期月経などがあります。また、生理期間が2日以上続かない過短月経や、7日を過ぎても生理が終わらない過長月経なども月経異常と言われる症状のひとつです。そしてそれぞれの月経には原因が存在します。(※1)
生理周期がバラバラになる原因【ストレスや生活習慣の乱れ】
生理周期がバラバラになる原因でまず挙げられるのは、ストレスや生活習慣の乱れです。ここで言うストレスは、精神的なものから身体的なものまでの、広い意味でのストレスです。ストレスが溜まると、脳の間脳という部分にある視床下部の働きが妨げられます。そして、排卵に関わる女性ホルモンの分泌がうまくいかなくなることが原因で、生理周期が乱れてしまいます。
リエ先生
産婦人科医
生理周期はストレスや体調不良で容易に乱れます。正常の生理周期は25日~38日周期です。毎月ぴったり来る必要はなく、この期間内に生理が来ていれば生理周期としては問題ありません。
生理周期がバラバラになる原因【ホルモン異常や排卵障害】
排卵に関わる女性ホルモンは、卵胞ホルモンと黄体形成ホルモンです。これらの女性ホルモンの分泌に異常があると、生理周期が乱れます。そして、生理時に排卵が起こらない無排卵月経、黄体が十分に働かなくなる黄体機能不全、不十分な大きさの卵子が卵巣内にいっぱいになる多のう胞性卵巣症候群(PCOS)などの排卵障害も、生理周期が乱れる原因です(※1)。
生理周期がバラバラになる原因【婦人科系の病気】
生理周期がバラバラになる原因で最も気を付けなくてはいけないのが、婦人科系の病気です。婦人科系の病気で注意しておきたいのが「子宮筋腫」「子宮内膜症」「子宮内膜ポリープ」「子宮頸がん」「子宮体がん」などです(※2)。これらの病気の場合、自覚症状がないまま悪化して、出血や痛みなどで初めて病気だと分かる場合も少なくありません。
Recommended
おすすめ記事
女の子を産み分ける方法は?妊娠の成功確率をあげる方法や食べ物などを紹介!
妊娠に相性があるって本当?妊活をして直ぐ妊娠する方法や相性診断も!
生理前の子宮口は硬い?位置が下がる原因は?状態の変化で妊娠や排卵日が予測できる!
妊活中のお酒はいつまでOK?飲酒の影響やリスクを男性・女性別に解説
双子を妊娠する確率は?作り方、産み分け方法はある?双子とわかる時期は?
排卵日がずれる原因は?早まる・遅れる場合の対策や予測してタイミングを図る方法も!
授乳中に妊娠したいけど排卵してる?確率を高める方法は?妊娠検査薬は反応するの?
授乳中の生理再開は悪影響?母乳の味・量の変化や、適切な対処法を紹介
妊娠妊活中のカフェインはNG?許容量は?コーヒー・お茶などの影響を解説!
彼氏への生理の伝え方!学生も使えるlineやアプリで賢く伝えよう!