赤ちゃんのおむつかぶれの治し方・原因は?かぶれやすいのは何故?

【医師監修】新生児や赤ちゃんのおむつかぶれに悩むママは多いですよね。おむつかぶれは意外なところにも原因があり、また男の子と女の子で違うこともあります。今回は、新生児や赤ちゃんのおむつかぶれの予防法から、なった場合の対策などについてご紹介します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 新生児のおむつかぶれってどんな症状?
  2. 新生児の肌はとてもデリケート
  3. おむつかぶれの対策は?
  4. 新生児のおむつのかぶれ予防策
  5. 新生児や赤ちゃんがおむつかぶれになる原因
  6. かぶれやすいのはなぜ?
  7. これがあればおむつかぶれも大丈夫!
  8. 新生児の肌を守ってあげよう

マキ先生

小児科医

軽度のオムツかぶれには、ドラッグストアなどで販売されている白色ワセリンやアズノール軟膏などを利用してもいいでしょう。

おむつかぶれ対策【重度の場合】

新生児のおむつかぶれで、肌がただれてひどくなった場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。少しでも早くおさまるように治療してもらいましょう。皮膚科を受診すると、ほとんどの場合でステロイド系の薬を処方してもらえます。ステロイドとは「人工で作られた副腎皮質ホルモン」のことです。

ステロイド薬の強さは何段階にも分かれています。赤ちゃんの肌にもやさしく、顔などにも使えるのが「ロコイド」という薬です。一方、非ステロイド薬にも、かゆみや炎症を抑えるものはあります。ステロイドに比べると副作用は少ないですが、すぐに治すのは難しいでしょう。おむつかぶれの場合はステロイド薬を使って、短期間で治療することが効果的といえます。






おむつかぶれ対策【ステロイド薬を上手に使って】

生まれたばかりの新生児の肌は、とても薄くて敏感です。新生児に「ステロイドを使うのはちょっと心配」と、ためらってしまうママもいるでしょう。しかし、治りにくいおむつかぶれには早めの対策が一番です。ステロイド薬は早めに使用し、長引かないうちに完治させてあげましょう。

ステロイドの薬には種類がたくさんあります。薬の刺激が気になるママにとっても、安心して使えるステロイドがあるんですよ。ただ、ステロイドの長期間の使用には注意しましょう。塗るときは、できるだけ薄くのばしてあげてください。

新生児のおむつのかぶれ予防策

おむつかぶれは、症状がひどくなると治療にも時間がかかります。ママや家族は「治らないかも」と心配になりますよね。赤ちゃんのおむつかぶれが悪化する前に、しっかりと対策してあげることが大切です。

新生児のおむつかぶれは洗い流そう

おむつかぶれかも?と気づいたら、ぬるま湯でおしりを洗い流してあげましょう。ベビー石鹸などを使用すると、肌に刺激を与えてしまい治りにくくなってしまうことも考えられます。まずは洗い流して、様子をみてあげることが対策の基本です。

マキ先生

小児科医

市販されている霧吹きタイプのおしりふきを利用したり、座浴でこまめに洗ってあげるのも、悪化を食い止める方法の1つです。ただし、すでに皮膚がただれてしまっている場合は、そのままでは治るまでにも時間がきるので処方薬を使うのがいいと思われます。

おむつかぶれが治らない場合は病院へ

おしりを洗い流して、少しずつ赤みが引いてきたらそのまま様子をみてもらっても構いません。新生児の時期からおむつは毎日使い続けているので、なかなか治らない赤ちゃんもいます。「ちょっとひどくなりそうだな」「治らないのでは…」と不安を感じたら、早めに皮膚科を受診し、治療してもらいましょう。

(新生児の病気については以下の記事も参考にしてみてください)

新生児の咳!風邪が原因の可能性も!見分けるには鼻水を見ると良い? |

新生児や赤ちゃんがおむつかぶれになる原因

新生児や赤ちゃんがおむつかぶれになってしまう原因はさまざまです。おむつの素材はもちろんのこと、意外なのは母乳の質が関係しているということでしょう。現在は母乳育児が盛んになっているので、 気をつけておきたいですね。

おむつかぶれの原因【ママの食事の質】