赤ちゃんのおむつかぶれの治し方・原因は?かぶれやすいのは何故?

【医師監修】新生児や赤ちゃんのおむつかぶれに悩むママは多いですよね。おむつかぶれは意外なところにも原因があり、また男の子と女の子で違うこともあります。今回は、新生児や赤ちゃんのおむつかぶれの予防法から、なった場合の対策などについてご紹介します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 新生児のおむつかぶれってどんな症状?
  2. 新生児の肌はとてもデリケート
  3. おむつかぶれの対策は?
  4. 新生児のおむつのかぶれ予防策
  5. 新生児や赤ちゃんがおむつかぶれになる原因
  6. かぶれやすいのはなぜ?
  7. これがあればおむつかぶれも大丈夫!
  8. 新生児の肌を守ってあげよう

ママが妊娠初期から脂っこいものや、カロリーが高い食事を多くとっていたらどうなるでしょうか。出産したあとの母乳に、これまでに蓄積された油分が出てくるのです。その母乳は触ってみると分かります。サラサラしているはずの母乳がベタベタです。赤ちゃんがその母乳を飲み、おしっこやうんちを排せつすると、おむつかぶれを引き起こすのです。

不思議かもしれませんが、赤ちゃんとママはつながっていると実感しますよね。母乳の質を変えるには、脂っこい食材をできるだけ少なくしましょう。和食の場合は、塩分を控えめにすると効果的です。母乳が変われば、おむつかぶれの状況も変わります。気になる方はぜひ試してみてください。



おむつかぶれの原因【おむつの素材でムレる】

紙おむつは、通気性や吸水性にすぐれています。しかし、赤ちゃんは1日に15~20回も排尿するので、おむつの中はどうしてもムレやすいのです(※2)。新生児や赤ちゃんによっては、肌に合わないものがあるかもしれません。製品によって使用されている素材も違うので、変えてみるのも対策の一つといえます。

おむつかぶれの原因【うんちのふき取り】

赤ちゃんがうんちをしたときに、しっかりとふき取らないとおむつかぶれを引き起こす原因になります。特に女の子は、性器部分に入り込みやすいため、しっかりと拭き取ってあげましょう。それでも気になる場合は、洗い流してあげてください。

(赤ちゃんの便については以下の記事も参考にしてみてください)

新生児のうんちの回数や色は?便が水っぽい時の体調はどうなの?

かぶれやすいのはなぜ?

「おむつを長時間はめている」「体調不良で下痢が続く」「ゆるい便が出ている」ときは、普段よりもかぶれやすい状態です。ムレや汚れが原因で皮膚炎を起こす可能性もあります。悪化するとカビになり、カンジダになってしまうこともあるので、外出時でもおむつはこまめに取り替えてあげましょう(※1)。


マキ先生

小児科医

おむつかぶれにカビや細菌の感染が合併していることもあり、その場合はステロイドの塗り薬が逆効果になることも。ステロイドを自己判断で安易に多用しないこと、ステロイドで悪化兆候があれば早めに病院を受診しましょう。

(赤ちゃんの皮膚については以下の記事も参考にしてみてください)

乳児湿疹って何?新生児の顔のブツブツはいつまで続くの?

これがあればおむつかぶれも大丈夫!

「おむつかぶれが治らない」と悩むママに、とっておきのおしり拭きの作り方をご紹介します。長い間治療をしなくても、おむつかぶれを解消できるかもしれません。かぶれ対策にもなり、赤ちゃんの虫刺されにも効果があります。沐浴にも使えるので、あせも対策にもなるんですよ。

手軽に特製おしりふき

特製おしりふきの作り方は難しくありません。ヒノキチオールを含んでいるヒバ水の原液(ヒバ油)を水で薄めたものに、ベビーコットンを浸せばできあがり。おむつかぶれで赤くなった場合、すぐにふいてあげると数時間後には赤みがひいています。 

ヒノキチオールは樹木からとれる成分で、抗菌作用があります。しみることもないので、 普段からおしりふきとして使えば、おむつかぶれの予防にもなります。お風呂に入れれば、全身のかぶれ対策になりますよ。