赤ちゃん・新生児の笑顔の発達はいつから?笑う理由って何?

【医師監修】日頃の育児疲れも、我が子が笑う姿で吹き飛びますよね。ところで、赤ちゃんの笑いや微笑がいつから始まったか覚えていますか? 実は新生児期から始まっているのです。新生児や赤ちゃんが笑うのはいつからか、微笑に隠された驚くべき生態など、詳しくご紹介します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 新生児と赤ちゃんの笑うという行動について
  2. 心理学から見る新生児と赤ちゃんが笑う理由
  3. どうしたら赤ちゃんの笑う姿が見られるの?
  4. 医学的に見た新生児が笑う理由
  5. 赤ちゃんの社会的微笑
  6. 赤ちゃんの微笑はいつから?
  7. 赤ちゃんの笑いの発達はいつから?
  8. 我が子のオリジナルの笑顔を伸ばそう!

新生児微笑が消失する、2~3か月頃が社会的微笑の始まりです。赤ちゃんの視力や聴覚が発達し、周囲の状態を確認できるようになります。そしてそれに反応できることが社会的微笑の成立となり、ピークは生後5か月頃です。ちなみに生後3か月での視力はわずか0.02程度、6か月頃までには0.1程度になります。

赤ちゃんの笑いの発達はいつから?

新生児微笑と社会的微笑に続き、赤ちゃんの笑いはどんどんと発達します。赤ちゃんの笑うという行動は、どのような成長を見せてくれるのでしょうか。

新生児の笑い声を聞けるのはいつから?

声を出して反応するのは、外からの刺激に反応していることを示します。つまりこれは、社会的微笑から派生したものです。早い赤ちゃんだと、5~6か月頃から笑い声を聴かせてくれる子もいるでしょう。そのころから徐々に感情表現も豊かになっていきます。

ただし、笑う声の大きさや頻度などはそれぞれの赤ちゃんの個性です。声を出して笑わない、笑う回数が少ないからといって心配する必要は全くありません。

大人と同じような感覚で笑うようになるのはいつから?

赤ちゃんの視力が大人と同じくらい見える状態になるのは、実は1歳頃からというのはご存知でしたか? 1歳前後を境に、それまで赤ちゃんの時期特有のぼんやりとした視野で見ていた物事が、はっきりと捉えられるようになるのです。それにともない、感情表現である笑いもしっかりと自己表現の一つとして発達してきます。

我が子のオリジナルの笑顔を伸ばそう!

赤ちゃんにとって笑うという行動は、これから成長する上で大きな意味を持ちます。赤ちゃんが笑うことを手助けして、成長させてあげなければいけないパパママの責任は重大です。自分のお子さんのペースに合わせて、笑顔の成長を暖かくサポートしていきましょう。