赤ちゃん・新生児の笑顔の発達はいつから?笑う理由って何?

【医師監修】日頃の育児疲れも、我が子が笑う姿で吹き飛びますよね。ところで、赤ちゃんの笑いや微笑がいつから始まったか覚えていますか? 実は新生児期から始まっているのです。新生児や赤ちゃんが笑うのはいつからか、微笑に隠された驚くべき生態など、詳しくご紹介します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 新生児と赤ちゃんの笑うという行動について
  2. 心理学から見る新生児と赤ちゃんが笑う理由
  3. どうしたら赤ちゃんの笑う姿が見られるの?
  4. 医学的に見た新生児が笑う理由
  5. 赤ちゃんの社会的微笑
  6. 赤ちゃんの微笑はいつから?
  7. 赤ちゃんの笑いの発達はいつから?
  8. 我が子のオリジナルの笑顔を伸ばそう!

また心理学で乳幼児期の発達課題の一つとして挙げられる、愛着関係の形成もここから始まります。親や養育者との安定した愛着関係が、その子の将来の基本的信頼感を左右するのです。新生児微笑にはしっかりと愛情表現を返してあげましょう。

(赤ちゃんの発達については下記の記事も参考にしてみて下さい)

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どうしたら赤ちゃんの笑う姿が見られるの?

ここでは新生児微笑を見るための基本的なポイントをご紹介します。新生児微笑は生理的に起こるとはいえ、できるだけたくさん見たいものです。ただし、赤ちゃんにも個性があるので、笑顔を見るためにあまり躍起にならないでくださいね。

赤ちゃんの環境を満たしてあげる

出典:https://www.pinterest.jp/pin/269230883952777419/

新生児微笑は無意識の行動です。しかし、赤ちゃんの置かれている環境が不十分だとなかなか笑顔を見せてくれません。お腹が空いていたり、眠かったり、赤ちゃんは自分の周囲の環境にとても敏感です。物理的にも精神的にも、赤ちゃんにとって居心地の良い環境がどんなものかを考えてみましょう。

赤ちゃんとの距離を意識する

まだ目があまり見えていない新生児にとって、はっきりとものが見えるのは20~30㎝の距離です。この距離は、赤ちゃんがママの母乳を吸っているときのママの顔との距離と同じくらいだといいます。これが赤ちゃんにとって安心できる、ベストな距離なのだそうです。

これに限らず、キスをしたり、頬をくっつけたりなどのスキンシップももちろん大切です。新生児微笑を見るために、少し意識してみましょう。(※1)

医学的に見た新生児が笑う理由

心理学的に新生児微笑を理解したところで、次は医学的なアプローチで見ていきましょう。医学的に新生児微笑は完全に解明はされていませんが、ニホンザルやチンパンジーといった動物にも新生児微笑が見られます。したがって、心理的な面ではなく、動物的な肉体面からの理由もあると考えられているようです。

医学的に見た新生児が笑う理由【筋肉の神経反射】