生理の前兆は症状でわかる?生理前と妊娠超初期症状との5つの違い

【医師監修】生理が遅れてしまうと「もしかして妊娠したのでは?」と落ち着かないですよね。生理の前兆をとらえることも難しく感じます。しかし、生理前と妊娠超初期症状は若干異なります。今回は、生理の前兆を知るために、生理前と妊娠超初期症状の5つの違いを紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 生理の前兆は症状でしらべよう
  2. 生理前と妊娠超初期症状との5つの違い
  3. 生理前と妊娠超初期症状との違い1 基礎体温
  4. 生理前と妊娠超初期症状との違い2 下腹部の痛み
  5. 生理前と妊娠超初期症状との違い3 乳房や乳首の痛み
  6. 生理前と妊娠超初期症状との違い4 食べ物の変化
  7. 生理前と妊娠超初期症状との違い5 おりものの変化
  8. 生理の前兆をまとめてみよう
  9. 自分の「生理の前兆」を知るために普段からできること

生理前のおりものは、量は比較的少なくベタベタと粘性のある白っぽい状態です。下着につくと目立ちやすくなりますね。月経が近づくと、上記のような状態に加え、量が少し増え匂いが強くなる傾向にありますよ。

妊娠超初期のおりもの

妊娠時に増加する卵胞ホルモン(エストロゲン)には、おりものの量を増やす働きもあります。基礎体温が高く生理予定日が過ぎている状態で、ゼリー状またはサラサラと水っぽいおりものが長い間続く場合は、妊娠の可能性がありますよ。

匂いは無臭に近く、色は白またはクリーム色に変化する報告もありますので、参考にしてみてください。

生理の前兆を知るには?

おりものの量が増えること、匂いが強くなること、粘度が増すことなどで、生理がいつからくるのかある程度見極めることができます。ただ、月経直前や妊娠時のおりものの変化は個人差があるもの。生理がいつからくるのかの判断は、おりものだけでなく他の要素も視野に入れてみてください。

生理の前兆をまとめてみよう

ここで、生理がいつからくるのかを知るために、月経直前の様子をおさらいしてみましょう。

●基礎体温が下がり、熱っぽさ・寒気などの症状から解放される
●妊娠超初期のような症状が出ず、生理前の下腹部の重苦しい鈍痛が続く
●生理前の乳房の張りや乳首の痛みが治まる
●「甘いものが食べたい」といった感覚が薄れてくる
●おりものの量が増える、匂いが強くなる、粘度が増す

いずれも個人差はありますが、これらの症状から生理がいつからくるのかを予測することができます。中でも、基礎体温は一番の指標です。高温期が長い間続く場合は妊娠の可能性もありますので、まずは基礎体温を測り変化を記録してみましょう。

自分の「生理の前兆」を知るために普段からできること

今までご紹介してきた生理の前兆は、あくまで平均的なものです。自分だけの生理の前兆を知るために、普段から自分の月経直前の特徴を記録しておくこともとても重要ですよ。おりものの量や質、生理前の下腹部痛や食の変化、乳房の張りや痛みの様子をメモし、基礎体温を測りましょう。

「生理はいつからくるの?」と心配になった場合、これらは安心材料となり助けてくれます。小さな変化に気を配り、身体を大切にしていきましょう。

カズヤ先生

産婦人科

妊娠に関係なく、ちょっとしたストレスや自律神経の乱れにより月経が遅れることはあります。しかし、妊娠もしていないのに3ヶ月以上、月経がこないとなると続発性無月経といって、原因を調べていく必要がありますので、産婦人科専門医を受診する様にしましょう。