生理の前兆は症状でわかる?生理前と妊娠超初期症状との5つの違い
【医師監修】生理が遅れてしまうと「もしかして妊娠したのでは?」と落ち着かないですよね。生理の前兆をとらえることも難しく感じます。しかし、生理前と妊娠超初期症状は若干異なります。今回は、生理の前兆を知るために、生理前と妊娠超初期症状の5つの違いを紹介します。
生理の前兆は、上記の妊娠超初期のような症状が出ません。妊娠の場合、生理前の下腹部の重苦しい鈍痛が長い間続くことである程度とらえることができます。ただし、下腹部痛は個人差が大きいものです。中には下腹部痛がない人もいます。生理がいつからくるかは、下腹部痛の症状だけでなく基礎体温と下記に続く他の要素を加えてとらえてみましょう。
生理前と妊娠超初期症状との違い3 乳房や乳首の痛み
黄体ホルモン(プロゲステロン)は、乳腺を発達させる働きがあります。生理前も妊娠超初期も黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されますので、乳房や乳首にある程度の痛みを感じる人が多いです。下記で、生理前と妊娠超初期の違いをみていきましょう。
生理前の乳房や乳首の状態
月経の前は、乳房に張りを感じたり、乳首に痛みを感じたりします。「もしかして妊娠?」と不安になることもあるかもしれませんが、これは黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響なので自然なことです。乳房の張りや乳首の痛みは、排卵後から始まり高温期の間は続いていきます。
(乳房の張りについては以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠超初期の乳房や乳首の状態
妊娠が成立している場合、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が続くため、乳腺や乳管は発達していきます。そのため、通常の生理前より、乳房の張りや乳首の痛みを強く感じる人が多いのが特徴です。個人差はありますが、母乳の生成などの準備も始まるため、乳房のサイズが大きくなり、乳首の色が黒ずんでくるなどの変化がみられるでしょう。
生理の前兆は張りや痛みが和らぐこと
妊娠していない場合、黄体ホルモン(プロゲステロン)が減少します。それにより、月経直前は乳房の張りや乳首の痛みが治まって行くのです。生理がいつからくるかは、上記にある妊娠時のような変化がみられないことや張りや痛みが和らぐことである程度予測することができるので参考にしてみてください。
カズヤ先生
産婦人科
通常の月経周期であれば、周期後半の高温相から黄体ホルモンの濃度が急激に低下するので、乳房の張りや乳首の痛みは一気におさまります。
逆に乳房の張りが持続する様な時は、妊娠の可能性が否定できない時は、基礎体温を見直し高温相が持続し、月経が予定よりも1週間遅れる様であれば、市販の妊娠検査薬を使用してみるのも良いでしょう。
生理前と妊娠超初期症状との違い4 食べ物の変化
生理前は食欲が増して甘いものが食べたくなる、妊娠すると酸っぱいものが欲しくなる。このような話はときどき耳にしますよね。個人差はありますが、この時期の食べ物の変化は、実は分泌されるホルモンに大きく影響されています。下記でその理由を説明していきますので、一緒に確認していきましょう。
生理前は甘いものが欲しくなる?
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