新生児がうなる!うなりの原因と対処法まとめ!

【医師監修】我が子がうなる姿を見ていると、どうしてなのか、どうしたらいいのかと不安になりますよね。実は新生児のうなりにはママと赤ちゃんに、より良いサイクルを与えてくれるヒントが隠されています。そんな新生児や赤ちゃんの、うなる理由と対処法を分かりやすくご紹介します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 親にとっては心配!新生児のうなる姿
  2. 原因その1.新生児はガスが溜まってうなる
  3. 原因その2.新生児はミルクの飲みすぎでうなる
  4. 原因その3.新生児はうんちでうなる
  5. 原因その4.赤ちゃんはミルクへの不満でうなる
  6. 原因その5.適温ではないとうなる
  7. 原因その6.新生児が寝ないでうなる
  8. 原因その7.赤ちゃんは退屈でうなる
  9. うなる声は赤ちゃんの個性の主張!

母乳ではなくミルクの場合、味と飲ませ方への不満がうなるという行為に繋がっていることが考えられます。味の場合はその銘柄の味が単に好みではなく「美味しくないから嫌だよ」いという不満。また与え方への不満としてはミルクの温度が適切でなかったり、哺乳瓶の乳首部分が赤ちゃんの口にフィットしておらずに飲みにくいという場合があります。

赤ちゃんのミルクへの不満の理由.その2

母乳の場合の赤ちゃんがうなる理由は、2つあります。1つ目はママの乳首が陥没してるなどの何らかの原因により、飲みたくてもなかなか飲めないという歯痒さからうなる場合です。

2つ目はママの母乳の質への不満です。母乳はママの食べるものによって、味も温度も粘度などの質感も左右されます。美味しくなかったりドロドロや冷たい母乳で飲みにくかったりし、それらが新生児がうなる行為の原因にもなります。

赤ちゃんがミルクへの不満でうなる解決方法.その1

母乳ではなくミルクの場合は、まず温度、次に哺乳瓶、そして味。これらがベストかを再確認してみましょう。新生児にとって最も飲みやすい温度は人肌と言われる40℃前後で、赤ちゃんに合う哺乳瓶の見直しも大切です。それでもうなるようだったら銘柄を変えてみましょう。

「うちの子は一番高いミルクしか飲まない」なんて子も実際におり、これでうなりを解消できるかもしれません。

赤ちゃんがミルクへの不満でうなる解決方法.その2

赤ちゃんがうなることなくスムーズに飲める母乳にするには、ママの食生活の見直しが必要です。

●甘いものに含まれる糖質
●揚げ物に多い脂質
●ケーキなど脂肪分の多い乳製品
●香辛料などの刺激物
●母乳を生臭くするお刺身

これらは母乳の質を下げ、新生児のうなる原因となります。赤ちゃんが飲みやすい母乳を作るためにできるだけ控えましょう。

また母乳の質によって赤ちゃんを便秘にさせたり、反対に病気しにくい身体をつくることもできます。母乳の質に良くないものは避けて水分をよく摂り、和食中心のバランスのとれた食事を心がけましょう。妊娠中の体重規制による食事制限が終わり食べたいものを思う存分食べたい気持ちはわかりますが、赤ちゃんのための母乳作りだと思ってもうひと頑張りです。

原因その5.適温ではないとうなる

赤ちゃん、特に新生児は自分のいる空間に対して、大人よりとても敏感です。特に温度については、かなり気をつかってあげなければいけません。時には体調不良や病気を引き起こす、赤ちゃんを取り巻く温度。もしかしたら、赤ちゃんのうなる声は「快適じゃないよ」と訴えているのかもしれません。

赤ちゃんが適温ではないとうなる理由

新生児は体温の管理が上手にできず、室温や衣服、布団などで、安易に体温が変化してしまいます。新生児にとっての快適な温度は、夏は25℃~28℃、冬は18℃~22℃です。

室温ばかりを気にして部屋が乾燥状態になると、赤ちゃんはもちろん免疫力の下がっているママも風邪をひくなどのウイルス性の病気に感染してしまう恐れがあります。部屋の湿度は40%~60%をキープしておきましょう。

適温ではないとうなる赤ちゃんの解決方法