新生児がうなる！うなりの原因と対処法まとめ！

赤ちゃんは胎内では便をしないため、産まれたばかりの新生児はうんちをするという行為に慣れていません。相当いきんでうなっていたのに、オムツには水っぽいうんちが少しついているだけで「あんなにいきんでいたのは何だったんだ」と不思議に感じているママもいるでしょう。

「少しうんちが出てすっきりしたかな」と思えば、また1時間ほどでいきみうなりを繰り返している、なんて疑問も多くあります。

新生児がうんちをする際にうなるのは、小腸から大腸へミルクを運ぶ腸の動きである蠕動（ぜんどう）運動に赤ちゃんがビックリしたり、お腹がチクチクして嫌だな、という感覚を持っているからです。

この蠕動運動はミルクを飲んだ後1時間から1時間半後くらいに訪れ周期的に繰り返すため、その都度新生児のうなりが繰り返されます。

腸の蠕動運動だけではなく生後3か月頃までの赤ちゃんは、腹筋がまだ未熟です。自分でいきむことも苦手で、便秘にもなりやすいでしょう。特に母乳ではなくミルクの赤ちゃんに多いのですが、顔を真っ赤にしながらいきむようにうなる姿や、泣く姿も多く見られます。

しかし成長とともに自分で動けるようになり、腹筋もついてうんちをいきむのも段々と上手になっていきます。心配はいりません。

基本的には成長とともに気にならなくなってきますが、いきむ様子やうなる声が辛そうなようであれば、ガスが溜まったときと同じように腸の働きを促してあげましょう。

具体的には、お腹に「の」を書くようにくるくると優しく撫でてあげたり、オイルマッサージなどもおすすめです。これは腸が肛門へ向かう形が「の」なので、腸にあるうんちを肛門の方へ動かしてあげる効果があります。

最も即効性のあるうんちを出す方法は、綿棒浣腸です。腸が活発になる授乳後から約30分後のタイミングで、赤ちゃんのリラックスしている時に行います。

大人用の綿棒の綿の部分にオリーブオイルやベビーオイルなどを湿らして、赤ちゃんの肛門にクルクルと回しながら入れていきます。綿の部分が入ったくらいのところで20秒間ほど優しく円をかくように回し、たまに赤ちゃんのお腹をつねったり押したりと刺激してあげます。綿棒を抜いた後、指で優しく肛門を刺激してあげるとさらに効果的です。

（赤ちゃんのうんちの異常について更に知りたい方は下記の記事も参考にしてみて下さい）

授乳が多すぎることでうなるというのは先ほどご紹介しましたが、それ以外にミルクの味や飲まされ方が気に入らず赤ちゃんがうなる場合があります。授乳方法がミルクにせよ母乳にせよ、赤ちゃんにも新生児期から好みがあります。これらについての赤ちゃんたちの不満を知りうなる原因を解消していきましょう。