【生後11ヶ月】赤ちゃんの特徴や発育目安は？育児のポイント・注意点も！

生後11ヶ月の赤ちゃんは自我が出てきて表情も豊かになります。身長体重も増加し、筋肉が発達してますます活発になる頃です。日々の成長が楽しみな反面、反抗期かとみられる現象もあります。自我や言葉がどんどんでてくるこの時期の赤ちゃんの「体と心の発育の様子」を見ていきましょう。

厚生労働省発行の成長曲線グラフでの11ヶ月の赤ちゃんの平均身長は女子が67.4～76.7cm、男子は69.4～78.5cmです（※1）。
　
身長は男女とも70cm程度になります。この時期までにぐっと身長が伸びる時期です。棚のものを取ろうとしたり、身長が高いので机に頭が届いてぶつかってしまったりする赤ちゃんもいるようです。

厚生労働省発行の成長曲線グラフでの11ヶ月の赤ちゃんの平均体重は女子が7.02～10.27kg、男子は7.51～10.82kgです（※1）。

個人差はあるものの、体重は10kgを超えるようになってきます。この時期は乳児期から幼児期へと成長を遂げている時期と言えるでしょう。この頃になると、体重が思うように増えないと悩むママも多いですが、成長曲線に入っていれば問題ありません。

生後11か月頃になると、自我が芽生え始め、突然反抗期に入ったかのように、理由も分からず泣くようになります。ミルクをやっても、おむつを替えても、寝る姿勢を変えても、何が理由で泣いているのか分からず、ママは「もう反抗期？」と困惑、不安、疲労や苛々など様々なストレスを抱える事でしょう。

しかし、少し視点を変えてあげるだけで、赤ちゃんもお母さんも楽になる事はたくさんあります。ここでは、生後11か月頃に起きやすい赤ちゃんの反抗期への対応について紹介します。

生後11か月頃に多く見られる「反抗期」のような時期の涙には理由がない事もあるのです。思春期に訪れる反抗期とおなじ現象で、赤ちゃんも同じなのです。赤ちゃんも成長し感情が育ってくれば、いろんな感情に支配され、それを言葉や他の態度で示す事が出来ないから泣くのです。一見「反抗期」のように見えてしまうでしょう。

理由も分からず泣いている時期がきたら「赤ちゃんから子どもへと成長しているんだ」という気持ちで、大きく受け止めてあげましょう。この時期に１番良いのは、反抗期だと諦めず、泣いている時に抱きしめて安心させてあげる事です。

生後11か月頃になると、自分に出来る事を増やしたい為に、お母さんにしてもらう事を嫌がるようになるのです。赤ちゃんにとっては自分でいろんな事をやってみたいという気持ちが、反抗期としてママの目には映ってしまいます。反抗期ではありませんので、お母さんの負担を少しでも減らせる工夫をしながら、少しずつ赤ちゃんの自立心に答えてあげましょう。