赤ちゃんが笑う理由は?よく笑う子に育てるには?笑いがないと自閉症?

赤ちゃんが声を出して笑う時期や【1か月】【3か月】など、月齢別の笑いの種類。月齢別の赤ちゃんの笑わせ方なども紹介します。よく笑う子供に育てる方法や、よく笑う赤ちゃんを育てる環境のほか「しゃっくりが出るけど大丈夫?」「笑わない子供は、発達障害なの?」など、ママの疑問にもお答えしていきます。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 赤ちゃんが声を出して笑うのはいつごろから?
  2. 月齢別!赤ちゃんの笑いの種類【1か月】
  3. 月齢別!赤ちゃんの笑いの種類【3か月】
  4. 月齢別!赤ちゃんの笑わせ方
  5. ママが体験!赤ちゃんが笑う瞬間
  6. どうしたらよく笑う子に育つの?
  7. よく笑う赤ちゃんが育つ環境4選
  8. 笑うとしゃっくりが出る!大丈夫?
  9. 赤ちゃんが笑わない…発達障害?
  10. よく笑う赤ちゃんと笑わない赤ちゃんの違い
  11. 赤ちゃんがよく笑うのは個性や性格も関係する!

市区町村によって異なりますが、母子手帳には発達の目安として「声を出して笑うかどうか」のチェック項目があります。また、乳児健診で笑うかどうか聞かれることもあります。そのことから自分の赤ちゃんが笑わない場合「何か問題があるかも」「発達障害なのでは」と思うママもいるのではないでしょうか。

笑顔だけで判断するのは無理

赤ちゃんがなかなか笑ってくれなかったり、周囲の刺激に対しての反応が薄いと心配になるかもしれません。しかし、赤ちゃんの性格や成長の仕方、スピードは千差万別です。よく笑って人見知りもしない赤ちゃんが、成長するにつれて発達障害だとわかるケースもあります。専門家でさえも診断が難しい場合が多いので、健診だけで判断することはできません(※2)。

健診のときに保健師に相談しても不安が解消されない場合は、専門家に診てもらいましょう。また健診以外でも、自治体へ相談することもできます。大切なのは一緒に過ごすママやパパが穏やかに、笑顔で赤ちゃんとスキンシップやコミュニケーションをとることです。

よく笑う赤ちゃんと笑わない赤ちゃんの違い

笑う回数や笑い方は赤ちゃんによって違います。大人でも人それぞれ笑いのツボが違うように、赤ちゃんもその子によって性格や笑いのツボが違います。赤ちゃんが過ごしてきた環境や家族によっても異なります。

突然笑いだすケースも

家族が笑顔を絶やさなくても、赤ちゃんが笑わないこともあるでしょう。乳児期にはあまり笑わなかった子が、いつからか笑い上戸になることもあります。赤ちゃんが笑っても笑わなくても、家族が笑顔で接してあげるのが一番です。

赤ちゃんがよく笑うのは個性や性格も関係する!

赤ちゃんはいつからか多くのことを吸収して成長しています。新生児のころは、本能でしか笑顔を見せなかった赤ちゃんも、わずか生後3ヶ月程度でコミュニケーションの方法として「笑う」という動作をするようになります。

笑顔を見せてくれないからといって気に病む必要はありません。赤ちゃんにも個性や性格があり、笑わないからといって必ず問題があるわけではないでしょう。わからないものを心配してふさぎこんでしまうよりも、ママやパパが赤ちゃんの先生となり笑顔でコミュニケーションやスキンシップをとることが大切な教え方です。

赤ちゃんができるだけ多くの笑顔に触れられるよう、一緒におもちゃで遊んだり音楽に合わせて体を動かしてあげましょう。時には大きな声出して笑うことも、赤ちゃんにはいい教え方になります。

日々の生活の中で、赤ちゃんの性格にあった遊びやおもちゃを見つける作業でも、とても大切なスキンシップでもありコミュニケーションになります。赤ちゃんにまず笑顔を見せることが良い教え方であり、よく笑う子へ育つ一歩になります。

マキ先生

小児科医

赤ちゃんの発達や個性は千差万別です。ときに思いもかけないことで笑うこともありますし、昨日まで笑わなかったのに突然笑い出すこともあります。日々の変化を楽しみながら、楽しく育児するのが1番だと思います。