生後1ヶ月の授乳間隔・回数は?母乳・ミルク別の量や注意点!体験談も

【医師監修】生まれた直後はとにかく大変だった赤ちゃんの授乳も、1ヶ月を過ぎると少しずつ慣れてくるでしょう。慣れてくる反面、授乳に対して様々な疑問が出てくるのもこの時期ではないでしょうか。そんな生後1ヶ月の赤ちゃんの授乳について、体験談も交えてご紹介します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 生後1ヶ月の授乳!悩んでいませんか?
  2. 生後1ヶ月の授乳間隔はどれくらい?
  3. 生後1ヶ月の授乳回数
  4. 生後1ヶ月の母乳の授乳量は?
  5. 生後1ヶ月のミルクの授乳量は?
  6. 生後1ヶ月の授乳についての注意点
  7. 生後1ヶ月の授乳はどうだった?体験談
  8. 生後1ヶ月の授乳は個人差があるのが普通

授乳間隔とともにママが気になるのが授乳回数でしょう。授乳間隔が長いと授乳回数は減り、授乳間隔が短いと授乳回数は増えるというように、授乳間隔と回数はお互いに影響しあっています。授乳回数は「母乳」「完全ミルク(完ミ)」「混合ミルク」育児でどのような違いがあるのでしょうか。

授乳回数の目安【母乳は欲しがるだけ】

母乳は頻回授乳(ひんかいじゅにゅう)と言う赤ちゃんがおっぱいを欲しがるときにあげる方法のため、ミルクのような回数制限はありません。しかし、母乳を分泌するホルモンの低下を避けるためにも、1日8回以上は授乳をするのがいいと言われています。そのため、1日10回でも20回でも回数を気にせずあげましょう。

頻回授乳は母乳を出すホルモンを刺激して母乳の分泌をうながすだけでなく、赤ちゃんとのコミュニケーションにもなるというメリットもありますよ。

授乳回数の目安【完全ミルクは6回〜7回】

完全ミルク(完ミ)育児の授乳回数は、赤ちゃんのミルクのパッケージに書かれている回数に合わせましょう。一般的に1日に6〜7回と定められているミルクが多いようです。赤ちゃんの肥満や便秘につながることもあるので、ミルクの与えすぎには注意しましょう(※1)。

マキ先生

小児科医

NICUで入院中の赤ちゃんたちは、だいたい3時間おきに1日8回の授乳が基本です。あまりに間隔が空いてしまうようなら、一回のミルクが多すぎる可能性もあります。ただし夜間は授乳間隔が延びる場合が多いです。

授乳回数の目安【混合の場合は母乳の割合にもよる】

混合ミルク育児の場合は、母乳の割合によって回数が変わります。ある程度母乳が出て、ちょっと足りない分を補うママなら母乳と同じ回数が良いでしょう。ママが母乳をあげられないときだけミルクをあげる場合は、その日によって回数が変わってしまいます。母乳の出が悪いママの場合は、ほぼ完全ミルク(完ミ)育児と同じ回数になるでしょう。

そのため混合ミルクで子育てする場合は、授乳回数よりも赤ちゃんのお腹が満たせているかどうかを目安にしましょう。

生後1ヶ月の母乳の授乳量は?

母乳はミルクと違って赤ちゃんが何ml飲んでいるか正確に測れません。そのため母乳で子育て中のママは、生後1ヶ月の赤ちゃんの授乳量がどれくらいなのか気になりますよね。母乳の授乳量の目安はどれぐらいなのでしょうか。

授乳量は個人差が大きい

母乳の授乳量は赤ちゃんによって個人差が大きいため、何mlが目安というのはありません。おっぱいを飲んだあと赤ちゃんが満足していれば、仮にどんなに少ない量だったとしてもその赤ちゃんに合った授乳量と言えるのです。

授乳前と授乳後の体重を測ることでおおよその授乳量はわかりますが、数字に振り回されて神経質になってしまうことも。それよりも赤ちゃんの様子を見てあげる方がいいでしょう。(※2)

生後1ヶ月経っても母乳があまり出ないときは

生後1ヶ月経っても赤ちゃんが満足するほど母乳が出ない場合は、下記の方法も試してみましょう。母乳の原料はママの血液です。母乳の分泌を良くするには血液を作り出す水分と栄養素を十分に補充し、体を冷やさないようにしましょう。しかしそれでも改善が見込めない場合は、今後の子育てをどうするか、病院で相談して決める必要があります。


●水分をできるだけ多くとる
●鉄分、タンパク質が豊富なバランスの良い食事をとる
●睡眠不足を避け、疲れをためない
●血行を良くするために体を温める
●母乳の分泌促進に効くハーブティーを飲む