1歳半の食事量やスケジュールは？食べない時は？味付けや注意点も！

離乳食後期の頃から3回食にするママが多いですが、幼児食がスタートしても引き続き3回食で進めるようにしましょう。食べる時間は大人と同じでかまいませんが、夕食だけは赤ちゃんが寝る2時間前までに終わらせているのが理想です。その理由としては、以下の二つのことがあげられます。

●胃腸に負担がかかるため
●成長ホルモンが分泌されにくくなるため

寝ている間は胃腸の動きがゆるやかになります。そのため寝るときに食事がある程度消化されていないと、非常に負担がかかってしまうのです。

また、「成長」「疲労回復」をつかさどる成長ホルモンは就寝後約3時間の間に多く分泌されますが、血糖値が高いと分泌されにくいのだそうです。食事後1～2時間は血糖値が高いので、寝る時間から逆算して夕食の時間を設定するようにしましょう。

（赤ちゃんの睡眠については以下の記事も参考にしてみてください）

おやつの時間は甘いものを食べるというイメージがありますが、幼児の場合は食事で取りきれなかった「カロリー」「栄養」をおやつで取ると考えるのが正解です。

特に2歳頃までの赤ちゃんはまだ胃が小さく、多くの量を一度に食べることはできません。食事だけで無理に食べさせるのではなく、おやつの時間も上手に使ってトータルで一日に必要なカロリーを取れるようにすると良いでしょう。3回食の間におやつの時間を1～2回作ってみてください。

1歳半～2歳頃の育児の悩みとして「食事を食べない」ということをあげるママは多いようです。せっかく作った食事を食べてくれないというのは、成長のことを考えて献立を考えているママにとってもストレスになりますね。なぜこの時期の赤ちゃんは食事を食べないことがあるのでしょうか。

ここではその食べない理由と対処法について説明していきます。

（育児の悩みについては以下の記事も参考にしてみてください）

1歳半頃に食事を食べない理由にはいろいろありますが、代表的なものは以下の4つです。

●満腹中枢が十分に発達していない
●幼児食の形態がまだ食べにくい
●食事への意欲があまりない
●じっとしているより動いているほうが楽しい

満腹中枢は2歳頃までは未発達だと言われます。そのため1歳～2歳頃はお腹がいっぱいになるという感覚が分からず、食べすぎたり食べなかったりという食べムラが出やすい時期でもあります。これは成長過程ではどうしても起こること。成長曲線から大きくはみ出さなければ大丈夫だと考え、長い目で見ていきましょう。

その他の理由については、それぞれ対処法を以下よりご紹介していきます。

幼児食のレシピの多くは固形の食材を使います。離乳食に慣れていた赤ちゃんは、そのサイズや食感になじめない可能性もあります。どのくらいのサイズが食べやすいのかわからないときには食材を大きめにカットしておいて、上のようにキッチンばさみを用意して様子を見ながら少しずつ小さくカットしてあげても良いですね。

また、食材による食感の違いに敏感な赤ちゃんもいます。柔らかい食感を好むのかそれともサクッと噛み切れるような食感を好むのかなど、赤ちゃんが食事を食べているときの反応にも注目すると食べないものの傾向が分かり、レシピを考えるときの参考になるかもしれません。