【生後3ヶ月】理想の睡眠時間や生活リズムは?注意点も!体験談あり

【医師監修】生後3ヶ月を迎えた赤ちゃんは、成長と共に少しずつ夜の睡眠時間が長くなります。理想の生活リズムを整えるのによい時期ですが、押えておきたい注意点もあります。今回は、生後3ヶ月の赤ちゃんの様子や、理想の睡眠時間と生活リズムについて体験談も含めながらご説明します。

( 2ページ目 )
Commentator
|
専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
> プロフィール詳細
Contents
目次
  1. 生後3ヶ月の赤ちゃんの発育と睡眠時間
  2. 睡眠時間や生活リズムが安定しないのはなぜ?
  3. 生後3ヶ月の赤ちゃんはどうだった?ママの体験談
  4. 生後3ヶ月の赤ちゃんの理想の睡眠時間って?
  5. 生後3ヶ月の赤ちゃんの理想の生活リズムは?
  6. 赤ちゃんの生活リズムを理想に近づける方法は?
  7. 赤ちゃんの生活リズムを整えるための注意点とは?
  8. 生活リズムをつくって理想の睡眠時間を!

昼寝のタイミングで生活リズムが崩れる

毎日の中に外出が組み込まれ、1日の過ごし方が変わると、少しずつ昼夜の区別がつき始めるものです。ですが、外出や授乳時間が午後遅くにずれると、赤ちゃんのお昼寝が夕方になってしまうことがあります。それがきっかけで生活リズムが崩れてしまうことも、睡眠時間を不安定にする要因です。

日中の運動が足りていない

生後3ヶ月になると、赤ちゃんの首が座り始めます。そして、自分が寝ている周囲になるものが気になり、触ったりつかんだり、口に入れることも多くなります。赤ちゃんの運動機能を引き出すためにも、身体を動かす時間をつくるのがおすすめです。

そして、赤ちゃん自身も運動をすると楽しい反面、疲れるものです。日中に運動したり外出する機会が少ないと、眠気が訪れにくくなります。

マキ先生

小児科医

3ヶ月の赤ちゃんの毎日は決して一定ではありません。よく眠れる日もあれば、運動が足りなくて眠れなかったり、昼寝が遅くなったり、夜中に急にお腹が空いて眠れなくなることもあるかもしれません。いずれは必ずリズムがつきますが、まだ生まれてきてからたったの3ヶ月。気長にみてあげる余裕も必要かもしれませんね。


(生後3ヶ月の赤ちゃんにおすすめの遊びについては以下の記事も参考にしてみてください)

【生後3ヶ月】赤ちゃんにおすすめの遊び15選!おもちゃや動画も紹介!

生後3ヶ月の赤ちゃんはどうだった?ママの体験談

寝てほしい時に寝てくれない、昼寝ばかりして夜は絶好調になる、毎日寝る時間も長さも違うので振り回されるなど、赤ちゃんの睡眠時間のことでママが悩む例をあげるとキリがないほどです。そんな赤ちゃんの様子にオロオロしたり、悲しい気持ちになるのは不思議なことではありません。

先輩ママの体験談を通して、いろいろな例があることを知っておきましょう。

生後3ヶ月で黄昏泣きに悩んだ体験談

黄昏泣きは、欧米では「コリック」と呼ばれます。つまり、日本特有のものではなく、世界共通で赤ちゃんにみられるものです。理由がわからないまま、激しく泣き続ける赤ちゃんをあやすのは、確かにママにとって負担が大きいことでしょう。

ですが、黄昏泣きは生後3~4ヶ月ころに始まり、短ければ1ヶ月ほど経った生後5~6ヶ月で、長くても生後7ヵ月には収まると言われています。

体験談にもあるように、最初はパニックを起こすママもいますが、原因がわからないので、赤ちゃんの気持ちを落ち着かせる方法を実践するのがセオリーです。慣れると気持ちに余裕が生まれるので、ママ自身が赤ちゃんの黄昏泣きでイライラしない対処法を身につけましょう。

生後3ヶ月で夜泣きに苦しんだ体験談

黄昏泣きと同じようにママが悩むのが「夜泣き」です(※3)。赤ちゃん自身も眠りたいのに寝ることができず、大泣きするのは辛そうですよね。実は赤ちゃんの夜泣きには、いくつかの原因があります。

まず、睡眠の質が安定していないことです。生後3ヶ月になると起きている時間が長くなるものですが、それにより時間帯によって睡眠の質が変化します。大人は夜の睡眠が一番深くなりますが、赤ちゃんは生活リズムができていないので、眠りの質が安定しません。そのため、夜に眠りが浅くなることで夜泣きします。

次に、自我が芽生えてくることです。夜中に赤ちゃんが目を覚ますと、部屋は暗くて、ママやパパも眠っているので静かです。そうした環境に不安を感じたり、かまってほしいという甘えの感情が出てきます。

脳にたくさんの刺激を受けたことも、夜泣きの原因になります。赤ちゃんに限らず、大人も1日にあった出来事を睡眠時間に整理しているものです。生後3ヶ月の赤ちゃんの場合は、外出するなど過ごし方によってたくさんの刺激を受けています。それを処理しようとする際に脳の働きが追いつかず、夜泣きすることも珍しくありません。

体験談で例にあがっているように、予防接種など赤ちゃんにとって嫌な出来事が引き金となって、夜泣きが始まることもあります。

赤ちゃんの睡眠時間が不安定だった体験談