3歳なのに夜泣きがひどい…原因や対策は?もしかして病気?体験談も

【医師監修】夜泣きが連日続くとパパもママも安心して寝られず、困ってしまいますよね。「もう3歳になるのにどうして?もしかして病気?」と心配になる人も多いでしょう。そこで今回は、3歳児の夜泣きの原因やその対策を、先輩ママの体験談と合わせてご紹介します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 3歳児の夜泣きはよくあること?
  2. 3歳児の身体と心の特徴
  3. 3歳児のひどい夜泣きの原因は?
  4. 夜泣きの対処法
  5. 夜驚症(やきょうしょう)とは?
  6. 夜驚症(やきょうしょう)は治療が必要?
  7. 3歳の夜泣きも成長の証として受け止める!

週末などはパパに夜泣きの世話をお願いしてみるのも良いでしょう。

先輩ママ

40代

長男は下の子に比べて怖がりで神経質。子供向けアニメもダメ、海やお風呂など水はもっとダメ。そんな長男、弟が生まれてから夜泣きがひどくなりました。今思えば兄弟が増えて無意識にストレスを感じていたのかなと。3歳の夜泣き、子供の性格が少し神経質なんだと受け入れてあげて。

夜泣き対策は、これが絶対というものはなく子供一人ひとり違ってくるものです。まずはできる対策を試して、あとは夜泣きが治まることを信じて気長に付き合うようにしましょう。

(夜泣き対策については以下の記事も参考にしてみてください)

【赤ちゃんの夜泣き】原因・対策を理解し、育児ストレス軽減しよう!

夜驚症(やきょうしょう)とは?

夜驚症は、一般的に幼児期と言われる3歳〜7歳までの子供が発症することが多い睡眠障害の1つです。恐怖体験や昼間の出来事がきっかけで発症し、脳の発達とともに自然に改善されます。(※3)夜驚症と夜泣きの違いを解説していきましょう。

夜驚症(やきょうしょう)とは?【夜驚症の特徴】

睡眠中に突然覚醒し、「泣き叫ぶ」「入眠後3時間以内に始まる」「呼吸や脈が荒くパニック症状が出る」「30秒~5分くらいで収まる」「呼びかけに反応しない」「その時の記憶がない」などの症状があれば夜驚症の可能性があります。

夜驚症(やきょうしょう)とは?【発達障害の可能性も】

夜驚症を発症する子供は発達障害を持つこともあります。発達障害のある子供は刺激に過敏なことが多く、興奮状態になりやすい傾向にあるからです。(※4)しかし、夜驚症イコール発達障害というわけではないので、安易に決めつけるのはやめましょう。まだ睡眠のリズムが整っていないだけで発達障害に関係なく夜驚症になることもあります。

夜驚症が発達障害を引き起こすわけではないので、あくまでも可能性の一つと考えましょう。

夜驚症(やきょうしょう)とは?【ママの育て方とは無関係!】

夜驚症の原因ははっきり解明されておらず、いろいろな説があります。しかし、親の育て方は関係なく、生まれつきの性格や脳の睡眠中枢が未発達なことなどが夜驚症に関係していると言われ、環境の変化などのきっかけで3人に1人というかなりの確率で発症するのです。子供が夜驚症になっても自分を責めないようにしましょう。

(2歳児の夜泣きについては以下の記事も参考にしてみてください)

2歳児の夜泣きの原因は?対処法はある?もしかして夜驚症?体験談も

夜驚症(やきょうしょう)は治療が必要?

夜驚症の治療は、経過を見るのが基本です。上記の夜泣き対策を一通り試みて、それでもよくならない場合はそっと見守りましょう。

症状がひどいときは病院へ

夜驚症が健康に悪影響を与えることはないため、積極的に治療をせず症状が消えるのを待つことがほとんどです。ただ、夜驚症には何らかの恐怖体験が関係している可能性があるので、それを解消するようにしてあげると症状がよくなることもあります。

具体的に治療が必要なケースは、発症時に「階段を降りようとする」「外に出ようとする」などの危険な場合や、お泊り保育など親の目のないところで宿泊する場合です。そのようなときは小児科や小児神経科、睡眠障害専門の医療機関で診てもらうとよいでしょう。

3歳児の夜驚症体験談