赤ちゃんの飲み物はミルク・母乳以外でもOK？いつから？水分補給について詳しく解説！

生後6ヶ月までの赤ちゃんの飲み物は、栄養面でも水分補給としても、基本的にはミルク・母乳だけでも良いといわれています。赤ちゃんに必要な水分量の計算は次のようになります。体重10kgまでの赤ちゃんの場合、体重1kgにつき1日100mlが目安できす。この量にはミルクや母乳も含まれていますので、差し引くと、他の飲み物はほとんど必要ありません。

逆に、水分の摂りすぎると、体内のバランスが崩れやすくなり下痢になることもあります。例えば、生後3ヶ月の赤ちゃんにミルクや母乳以外の飲み物で水分補給をさせたい場合は20～30ml位の少量にしておくのが良いといわれています。いつから他の飲み物を始めるべきか心配するママも多いですが、普段はミルクや母乳のみで十分です。

他の飲み物を嫌がる時はあげなくても問題ありません。それでも、お風呂あがりや発熱、下痢の時など赤ちゃんがミルクや母乳をあまり飲まないと、脱水症状になってしまわないか心配になるママも多いでしょう。生活の場面別に飲み物を紹介していきますので、参考にしてみてください。

（新生児のミルクの量については以下の記事も参考にしてみてください）

お風呂あがりの赤ちゃんの水分補給は、ミルクや母乳のみで十分です。特に他の飲み物を飲ませる必要はないといわれています。母乳は、赤ちゃんが欲しがる時に満足するまで飲ませてあげるのが良いでしょう。ミルクの場合は、いつもと違うタイミングで飲んでしまうと、生活リズムが崩れてしまうこともありますよね。

ミルクの時間以外で喉が渇いているようであれば、白湯や麦茶をあげましょう。母乳を飲み過ぎているのが気になる場合も白湯や麦茶を試してみる良いタイミングかもしれませんね。お風呂あがりにあまり水分補給をしなくても問題はないので、無理に飲ませないようにしましょう。

下痢や熱のある時は、赤ちゃん用の経口補水液やイオン飲料を飲ませてあげるのも良いでしょう。ミルクや母乳以外の飲み物が必ず必要というわけではないので、補助的な飲み物としておすすめです。素早く水分を吸収でき、熱や下痢で失われたナトリウムなどの必要なミネラルも一緒に摂ることができます。

ただし、大人用は濃過ぎるのでやめましょう。元気な時にあげると、甘いので喉が渇いてしまったり、おいしくて他の飲み物を飲んでくれなくなったりすることもあります。必要以上に飲ませてしまわないよう注意してくださいね。体調不良で初めて飲む時は、かかしつけの医師に相談してからにしましょう。

赤ちゃんは新陳代謝が良いので想像以上にたくさん汗をかき、下痢や嘔吐などでも脱水症状になりやすいです。おしっこの量が減ったり、唇や口が乾燥したりした時は脱水症状のサインです。赤ちゃん用の経口補水液やイオン飲料を飲ませてみましょう。下痢や嘔吐が原因で脱水症状になっている時は、5～10分おきに少しずつでも口に運んでみてください。

おしっこが半日出ていない、泣いても涙が出ない、お腹の皮膚がシワシワで弾力がない、飲んでもすぐに吐いてしまう時などはすぐにかかりつけの病院を受診しましょう。脱水症状の可能性があると思ったら、自己判断せず小児科の医師に相談してくださいね。日頃から水分補給の方法などアドバイスをもらっておくのもおすすめです。

夏場は、赤ちゃんが脱水症状や熱中症になってしまわないよう特に水分補給に気をつけましょう。ベビーカーや抱っこひもで少しお出かけをするだけでも、気がつけば大量に汗をかいていることもあります。おむつの中でたくさん汗をかいていることもあるので、お出かけ中は意識的にミルクや母乳、他の飲み物でも水分補給をするようにしてくださいね。

体重の約80％が水分の赤ちゃんにとって、水分補給はとても大切です。赤ちゃんは大人の約2倍も汗をかくといわれており、季節を問わず脱水症状になりやすいです。ママやパパなど周りの大人が、赤ちゃんのこまめな水分補給を意識しましょう。水分補給は以下のようなタイミングでするのがおすすめです。

・起床した時
・外出後
・お風呂上がり
・汗をかいた時
・大泣きした後
・気温が高い日や夏の外出時
・熱・下痢・鼻水・咳など体調不良の時
・ミルク・母乳をあまり飲まない時

このタイミングで必ず水分補給が必要というわけではありませんが、目安にしてみてくださいね。欲しがらなければ無理に飲ませず、少し経ってから試してみましょう。白湯や麦茶なら、赤ちゃんが満足するまで飲ませてあげましょう。体調不良の時は、様子を見ながら赤ちゃん用のイオン飲料などを活用するのもおすすめです。