赤ちゃんの飲み物はミルク・母乳以外でもOK?いつから?水分補給について詳しく解説!
【医師監修】赤ちゃんのミルク・母乳以外の飲み物はいつから大丈夫なのか、水分補給のタイミングも気になる人も多いでしょう。白湯・麦茶など飲み物別に赤ちゃんが飲む際の注意点も紹介します!赤ちゃんの水分補給にどんな飲み物が良いのか、参考にしてみてくださいね。
生後6ヶ月頃の離乳食を始めた赤ちゃんは、少しずついろいろな味に慣れ、ミルクや母乳以外の飲み物からも水分補給をしていくようになります。白湯や赤ちゃん用の麦茶は甘味もなく、体の負担にもならないので最初の飲み物としておすすめです。しかし、他にもさまざまな飲み物があり、何を飲ませたら良いのか迷いますよね。
赤ちゃんがミルクや母乳以外で飲んでもいい飲み物を紹介しますので、参考にしてみてください。ただし、同じ飲み物であっても大人用は成分濃度や味が濃過ぎるので避けましょう。市販品を買う時は赤ちゃん用の「ベビー飲料」などの表記がある飲み物を選んでくださいね。
白湯
白湯は、沸騰させて殺菌した湯を適温まで冷ましたもので、湯冷ましともいいます。飲み口がまろやかになり、赤ちゃんも飲みやすくなります。水は「軟水」を使うようにしましょう。「硬水」にはたくさんのミネラルが含まれていて、赤ちゃんは消化しきれず下痢になってしまうこともあるので避けてくださいね。
麦茶
麦茶は赤ちゃんに必要なミネラルも多く、体内の熱を出してくれる働きもあり、おすすめの飲み物です。しかし、大人用は避けましょう。味も成分も濃過ぎるので、自宅で作る場合は、煮出した麦茶を白湯で薄めてからあげましょう。お茶の苦みを嫌がることもあります。濃さの加減がわからない時は、市販の赤ちゃん用麦茶をママが飲んで参考にしてみてくださいね。
(赤ちゃんの麦茶はいつからOKかについては以下の記事も参考にしてみてください)
純水・ミネラルウォーター
純水やミネラルウォーターも、赤ちゃん用のものを選ぶようにしましょう。純水は、加熱殺菌はもちろん、赤ちゃんの消化器官の負担になってしまうミネラルもほとんど含まれていません。粉ミルクの調乳や離乳食作りはもちろん、白湯のように飲み物としてもおすすめです。ミネラルウォーターは赤ちゃんへの負担の少ない「軟水」を選んでくださいね。
赤ちゃん用経口補水液
赤ちゃん用の経口補水液は、下痢や嘔吐、発熱時などにおすすめの飲み物です。出てしまった水分と電解質の補給が素早く行えます。離乳食を始める前の赤ちゃんが初めて飲む場合には、かかりつけの医師に相談しましょう。大人用とは成分濃度も味も違うので、赤ちゃん用のものにしてくださいね。
赤ちゃん用イオン飲料
赤ちゃん用イオン飲料は、汗をかいた時や、外出後、体調不良の時などの補助的な水分補給としておすすめです。赤ちゃんの体に水分やミネラルが素早く吸収される浸透圧でつくられているので、熱中症対策にも良いですよ。ただし、甘くておいしいのでミルクや母乳、離乳食の妨げになる場合もあります。飲ませ過ぎには気をつけましょう。
フォローアップミルク
フォローアップミルクは、赤ちゃんに必要な栄養が足りていないと感じた場合に飲む、栄養を補うためのミルクです。離乳食を食べる量が少ないことを心配して活用するママもいますが、1度も飲んだことのない赤ちゃんもたくさんいます。赤ちゃんの栄養について気になる時は、かかりつけの医師などに相談してみるのもおすすめですよ。
果汁
果汁は、生後4ヶ月まではアレルギーの心配もあるので避けた方が安心ですが、離乳食を始める頃から少しずつ飲むことができます。最初は、白湯で薄めたものをスプーン1杯から試してみるのがおすすめです。ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素も含まれていて便秘解消にも効果が期待できますよ。
(赤ちゃんの便秘については以下の記事も参考にしてみてください)
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