おっぱいマッサージのやり方!授乳・母乳にいい効果?乳頭・乳首のケアについても!

【医師監修】おっぱいが出る仕組みや、おっぱいマッサージの効果をはじめ、おっぱいマッサージをする前の乳頭・乳首・乳輪のケア、《産後》《産前》別のやり方を動画で紹介します。効果的な開始時期はいつからなのか、おっぱいマッサージをやる際の注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。

Contents
目次
  1. おっぱいが出る仕組みはどうなってるの?
  2. おっぱいマッサージの効果は?
  3. おっぱいマッサージをする前の乳頭・乳首・乳輪のケア
  4. 《産後》に行うおっぱいマッサージのやり方を動画で解説
  5. 《産前》に行うおっぱいマッサージのやり方を動画で解説
  6. おっぱいマッサージの効果的な開始時期はいつから?
  7. おっぱいマッサージをやる際の注意点
  8. おっぱいマッサージは痛い?【先輩ママの体験談】
  9. おっぱいマッサージで母乳育児を乗り越えよう!

おっぱいが出る仕組みはどうなってるの?

出産後、どのような仕組みで母乳が出るようになるのでしょうか。妊娠をすると、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが分泌されて、ママの乳腺が発達します(※1)。

また、出産後にプロラクチンとオキシトシンというホルモンが分泌されます。プロラクチンによって乳房にたくさんの血液が流れ込み、乳腺で母乳が作られます。また、オキシトシンというホルモンは、プロラクチンによって乳腺で作られた母乳を乳頭に押し出す働きを持っています。(※1)

プロラクチンとオキシトシンは、赤ちゃんが乳頭を刺激することで分泌されます。ですので、よりたくさんの母乳を出すためには赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことが大切なのです。

(乳腺については以下の記事も参考にしてみてください)

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おっぱいマッサージの効果は?

母乳が少なくて思ったように授乳ができない場合はおっぱいマッサージをするといい、と聞いたことがある女性も多いでしょう。おっぱいマッサージにはどのような効果があるのでしょうか。

乳管の詰まりを解消しおっぱいの張りをとる

おっぱいマッサージをすることで、乳管の詰まりを解消しおっぱいの詰まりをとることができます。おっぱいの詰まりや、詰まりによる痛みを感じているママにとって、とても嬉しいですね。

また、母乳育児をしていたらおっぱいが張ってパンパンになった、というママも多くいます。おっぱいマッサージをすることで、パンパンになったおっぱいの張りを解消することもできますよ。

(乳腺炎については以下の記事も参考にしてみてください)

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赤ちゃんがおっぱいを飲みやすくなる

産後すぐの時期だと、乳房がパンパンに張って乳輪が硬くなり、赤ちゃんが母乳を上手に飲むことができない場合があります。乳房や乳輪の硬さが原因で授乳が上手にできない場合も、おっぱいマッサージをすることで症状の改善が期待できるでしょう。

おっぱいマッサージをする前の乳頭・乳首・乳輪のケア

おっぱいマッサージを行う前に、準備しておくことをおすすめします。乳首、乳頭、乳輪のケアの方法を紹介しますので、ぜひおっぱいマッサージの前に取り入れてみてくださいね。

(産後の骨盤ケアについては以下の記事も参考にしてみてください)

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乳首ケアの方法

乳首の中にも、授乳をしやすい乳首と授乳しにくい乳首があります。授乳をしやすい乳首の形は、乳輪から高さが5mm以上あり、ある程度のくびれがある乳首です。それに対して、平らで乳頭からの高さが5mm以下の扁平乳首や、乳首がおっぱいに埋もれている陥没乳首などは授乳をしにくい乳首と言われています。

赤ちゃんが母乳を飲みやすい乳首の形であれば思い通りの授乳ができる可能性が高いでしょう。しかし、扁平乳首や陥没乳首なら、赤ちゃんが上手におっぱいを吸えるように乳頭保護器や乳頭吸引機を使ったり、おっぱいマッサージなどでケアする必要があるかもしれませんね。

おっぱいマッサージを取り入れる場合、乳腺を圧迫しないよう普段から締め付けの少ないブラジャーを付けましょう。また、入浴後は乳腺が開きやすいので、おっぱいマッサージの前に入浴をしてみてくださいね。乳首を清潔に保つことも大切です。乳頭に分泌物や垢がたまっている場合は、オリーブオイルを浸した脱脂綿で10分程度湿布をすると取りやすくなりますよ。

乳頭・乳輪のケアの方法