おっぱいマッサージのやり方!授乳・母乳にいい効果?乳頭・乳首のケアについても!

【医師監修】おっぱいが出る仕組みや、おっぱいマッサージの効果をはじめ、おっぱいマッサージをする前の乳頭・乳首・乳輪のケア、《産後》《産前》別のやり方を動画で紹介します。効果的な開始時期はいつからなのか、おっぱいマッサージをやる際の注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. おっぱいが出る仕組みはどうなってるの?
  2. おっぱいマッサージの効果は?
  3. おっぱいマッサージをする前の乳頭・乳首・乳輪のケア
  4. 《産後》に行うおっぱいマッサージのやり方を動画で解説
  5. 《産前》に行うおっぱいマッサージのやり方を動画で解説
  6. おっぱいマッサージの効果的な開始時期はいつから?
  7. おっぱいマッサージをやる際の注意点
  8. おっぱいマッサージは痛い?【先輩ママの体験談】
  9. おっぱいマッサージで母乳育児を乗り越えよう!

おっぱいマッサージをする前にやっておきたい、乳頭・乳輪のケアの方法を紹介します。乳頭・乳輪は敏感な場所なので、ケアをする際はオイルを使ってみてくださいね。

乳頭・乳輪のケアのやり方は簡単です。まず片方の手でおっぱいを保護し、もう片方の手の親指、人差し指、中指で乳首をつまみます。3秒ほどかけて少しずつ圧をかけながら、指が白くなるまで圧迫をしましょう。乳首が硬い場合は10秒ほどかけて圧迫することがポイントです。乳頭・乳輪を、方向や位置を変えながら1分くらい圧迫しましょう。

乳頭・乳輪の圧迫が完了したら、次は縦横に伸ばしていきます。最初はゆっくり痛くないように、こよりを作るような感覚で、ゆっくり揉んでみてくださいね。

《産後》に行うおっぱいマッサージのやり方を動画で解説

産後、授乳の直前に素早くできるおっぱいマッサージのやり方を紹介します。まず、乳輪の外側に指を当てて、奥に向かって圧迫しましょう。そのまま指同士をゆっくりと合わせます。ゆっくりと、角度を変えて繰り返すうちに、乳房の張りがとれて乳輪にシワができるくらい柔らかくなりますよ。

授乳の前にこのマッサージをすることで、赤ちゃんが吸い付きやすくなり、吸い疲れを防ぐことができます。また、乳首や乳輪の痛みや傷の予防にもなるのでぜひ試してみてくださいね。

産後2日目から始められる、母乳体操もあるので紹介します。母乳の出をよくすることができるので、母乳の量が少なかったり、母乳育児に対して不安を感じている妊婦さんにおすすめできますよ。

母乳体操をする時は、まず腕を曲げて肩に乗せ、ヒジで脇を8回パタパタ軽く叩きます。この運動で、乳腺を刺激しましょう。次に、ヒジで胸をしたからすくい上げるように3回、腕を後ろから前に3回大きくまわします。腕を回す時は、胸筋を動かすことを意識してみてくださいね。

簡単な運動なので、家事の合間などどんな時にでも取り入れやすいのが嬉しいですね。

(産褥体操については以下の記事も参考にしてみてください)

産褥体操のやり方!効果・目的は?産後いつから始めるべきか・注意点なども解説!

《産前》に行うおっぱいマッサージのやり方を動画で解説

妊娠中から行うおっぱいマッサージの方法を紹介します。妊娠中から始めるおっぱいマッサージのポイントは、寄せてあげることです。

①両手の指を上に向けておっぱいの脇におき、親指をブラジャーのワイヤーの辺りにあてる
②おっぱいを中心に向かって寄せる
③小指をブラジャーのワイヤーに当て両手の指を下に向けておっぱいの斜め下に置く
④おっぱいを中心に向かって寄せる
⑤最後に両手の指を中心に向けておっぱいの真下におき、真上に持ち上げる

①から⑤をそれぞれ3回ずつ繰り返します。それが終わったら、乳輪のマッサージをします。乳輪を親指・人差し指・中指の3本でつまみ、角度を変えながら圧迫しましょう。次に、縦方向、横方向に揉みずらしをします。横方向に行う時はこよりを作るときのように、縦方向に行う時は前後にずらしながら行います。

乳輪の圧迫と揉みずらしは、お風呂に浸かるなどして体を温めながら、両手同時に行いましょう。5分程度のマッサージで大丈夫なので、取り入れやすいですよ。

おっぱいマッサージの効果的な開始時期はいつから?

母乳育児をしたいと思っている女性は、できるだけ効果の出やすい時期からおっぱいマッサージを始めたいと感じることでしょう。おっぱいマッサージの効果的な開始時期はいつ頃なのでしょうか?

(胎動の開始時期については以下の記事も参考にしてみてください)

胎動はいつからわかる?初産婦だと遅い?開始時期・妊娠時期別の感じ方など詳しく解説!

妊娠初期のおっぱいマッサージはNG!

おっぱいマッサージは、乳首を刺激します。実は、乳首を刺激することで子宮が収縮してしまうことがわかっています(※3)。妊娠初期は体がいろいろな刺激に敏感になってしまうので、おっぱいマッサージは避けましょう。

妊娠中期は乳頭の手入れ

病院によって推奨している具体的な週数は違いますが、多くの妊婦さんは妊娠20週から27週くらいから乳輪や乳頭、乳首のケアを始めます。

妊娠中期になると、乳頭に垢のようなカスがたまることに気づくかもしれませんね。妊娠中期には、乳腺が発達し乳汁が作られます。そのため黄色っぽい分泌物が出て乳頭にたまってしまうのです。カスがたまってきたら、乳頭にアーモンドオイルなどの植物性オイルをしみこませ、乳頭にあてましょう。乳頭がふやけてきたら、優しくふき取ってみてくださいね。

妊娠中期になったら、乳輪や乳首をマッサージして皮膚を柔らかくすることも可能です。乳輪や乳首が硬いと産後授乳をする時に赤ちゃんが上手に吸い付けない可能性があります。乳頭や乳首はデリケートなので、マッサージをする前にも植物性のオイルで乳輪全体をパックしましょう。乳頭のカスをとった後、残ったオイルを使って乳輪をマッサージしてもいいですね。

妊娠後期は乳房のマッサージ

妊娠後期になったら、乳房全体を刺激するおっぱいマッサージが解禁になります。血行が良くなると乳腺が開きやすくなりますので、乳腺のマッサージをする前に入浴をすることもおすすめできますよ。また、お風呂あがりは体が冷えないように、温かい場所でマッサージをするようにしてみてくださいね。

妊娠後期になると、お腹も張りやすくなります。お腹の張りが気になる場合はおっぱいマッサージをしないようにしましょう。また、長時間マッサージを続けるよりも、1日10~15分程度の長さで1.2回行う方が良いされていますので、あまり長時間おっぱいマッサージを続けないようにしてみてくださいね。