乳腺炎を予防する食事とは？母乳つまりにいい食べ物・控えるべきものも紹介！

産婦人科で行われる母乳外来や助産師指導では、乳腺炎予防のためにママへの食事指導がある場合もあります（※2）。また書籍でも、脂肪や塩分、糖分の高い食べ物は乳腺をつまらせる原因となるため、授乳中は控えるように記載されているものもあります。乳腺炎を予防するために控えた方がいい食べ物の特徴は以下です。

●高カロリー
●高脂肪で脂っこい
●刺激物
●糖分が高い
●消化が悪い

これらの食べ物を摂取することで血中コレステロール値が高くなります。そのため血液がドロドロになりやすくなり、乳腺が詰まって乳腺炎につながる可能性も高くなります。

（乳腺炎予防については以下の記事も参考にしてみてください）

乳腺炎になった場合は炎症が治まるまで、先ほど紹介した控えた方がいい食べ物の摂取は控えましょう。しかし、脂肪分の摂取を制限しすぎることは赤ちゃんの成長に良くありません。乳腺炎が再発しないためには、この後紹介する母乳つまりに効く食べ物の摂取をしましょう。

乳腺炎は赤ちゃんに母乳を吸ってもらうことで母乳つまりを解消させることも期待できます。母乳がつまると痛みを伴いますが、痛みの原因となる母乳つまりをとるためにも赤ちゃんにしっかりと吸ってもらいましょう。（※2）

（母乳育児については以下の記事も参考にしてみてください）

乳腺炎を予防するためには、血液をサラサラにする効果が期待できる食べ物を選び、和食などあっさりした食事を心がけましょう。乳腺予防ができる具体的な食べ物を紹介します。

魚に豊富に含まれるDHAや脂肪酸は血液をサラサラにしてくれる効果が期待できます。また、ママだけでなく赤ちゃんの発達にも良いとされているカルシウムやたんぱく質、鉄分も豊富に含まれています。魚の中でも特に白身魚は淡泊で脂肪分が少ないため、授乳中のママにおすすめです。

小松菜、ほうれん草、春菊などの青菜は血液をサラサラにして母乳をつまりにくくさせる効果があります。小松菜とほうれん草には、母乳のもととなる血液作りには欠かせない鉄分も豊富です。そのため良質な母乳を作ると言われています。

人参、大根、ごぼう、れんこんなどの根菜は母乳の分泌を促す効果が期待できます。また根菜は食物繊維も豊富です。食物繊維は血液をさらさらにする効果も期待できるため、授乳中のママにおすすめの食べ物です。