母子家庭の生活保護の金額は毎月いくら?受給条件や申請・手続きの流れ、体験談も紹介!

離婚して母子家庭になるとまず生活費の不安が出てきますよね。この記事では、生活保護の内容をはじめ、母子家庭で生活保護を受けるメリット・デメリットや、受け取れる生活保護の金額の相場を紹介します。母子家庭の生活保護を受けるための条件や申請・手続きの流れ、母子家庭の生活保護を受ける際の注意点も【体験談】を含めて解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 生活保護とは?どんな保護を受けられるの?
  2. 母子家庭で生活保護を受けるメリット・デメリットは?
  3. 母子家庭が受け取れる生活保護の金額は毎月いくら?
  4. 母子家庭で生活保護を受けるための5つの条件とは?
  5. 母子家庭の生活保護と一般の生活保護の違いは?
  6. 母子家庭が生活保護を受ける時の申請・手続きの流れは?
  7. 母子家庭の生活保護を受ける際の注意点
  8. 母子家庭の生活保護に関する【体験談】
  9. 母子家庭の生活保護で生活を安定させよう

「健康で文化的な最低限度の生活」を営むために生活保護を受けることは、日本国民であれば誰でも有している平等な権利です。しかし、生活保護を受けていることに対してマイナスのイメージを持っている人も決して少なくはありません。

2児の母

38歳

生活保護を受けているということは周りにはできるだけ隠してはいたのですが、やはりバレるものですね。仕事をしていたのですが、子供の病気などで仕事を休むときにも「生活保護を受けているくせに」と陰で言われることもありました。

そのため、周囲の人から心無い言葉を受けることも残念ながらあるのです。とはいえ生活保護を受けていることはなんら恥ずかしいことではないので、あまり深く気にしないようにしましょう。

車が使えないことの不便さ

自転車や徒歩で生活ができず、どうしても車が必要な特別な事情がある場合を除いて、車は資産として計算されます。そのため自転車や徒歩で生活ができる場合には、車を所有することができないのです。

5歳男子ママ

26歳

居住地が田舎のため基本的には車がないと生活が厳しいのですが、ケースワーカーに相談しても却下されてしまい現在は自転車で生活しています。小児科まで片道25分かかるため、子供が病気になったときに「車があれば楽に通院させてやれるのに」と思ってしまいました。

これは母子家庭で子供が小さい場合も例外ではありません。生活保護を申請する際には、車のない生活を想定しておくようにしましょう。

死別で生活が一変

専業主婦で夫と死別した場合、夫が会社員で生命保険に加入していたなどの場合は一時金が入るため、たちまち生活に困ることはないでしょう。しかし、夫が自営業で無保険だった場合は翌月から収入が0になることも考えられるのです。

2歳のママ

30歳

夫とは交通事故で死別しました。我が家は私が専業主婦だったため、すぐに生活が困窮し生活保護に頼らなければ生活ができない状況に陥りました。先の見えない不安に襲われましたが、生活保護を受けられたおかげでなんとか気持ちを保つことができました。

夫と死別して母子家庭になった場合には、遺族年金など生活保護以外にも援助を受けられる制度があります。一度福祉事務所に行って相談をするようにしましょう。

母子加算のありがたみ

児童手当や児童扶養手当は収入とみなされるため、生活保護の受給費からは差し引かれてしまいます。これだけ聞くともらえるトータル金額が減るように感じますが、母子家庭の場合は母子加算が発生するため、最低限の生活を守ることはできるのです。

一児のママ

30歳

児童扶養手当や児童手当が収入とみなされると聞いたときは正直びっくりしましたが、その分母子加算があるので児童手当のせいで生活保護の金額が減ったと感じることはありませんでした。

母子加算は子供が18歳になってから迎える最初の3月31日まで受けることができます(※3)。ただし、再婚する場合は母子家庭ではなくなるため、母子加算がなくなり最低生活費の基準が変わるので注意しましょう。

子供との生活を守るため

シングルマザーになると「母親一人で子供を育てていかなければならない」と、過度にプレッシャーを感じる人もいるでしょう。その上で生活が困窮してしまうと、どんどん追い込まれてしまうこともありますよね。

1歳ママ

20歳

親に出産を反対されて縁を切った上に子供の父親にも逃げられて母子家庭になりました。生活保護だけは受けたくないと思っていたのですが、子供も小さいためなかなか思うように働けず、子供を守るために生活保護に頼ることにしました。今では頼ってよかったと思っています。

特に小さな子供がいる場合、満足に働くことができず生活が困窮してしまうということも少なくありません。最低限の生活をするために生活保護を受けるということは子供と自分の生活を守る方法でもあるのです。

気持ちに余裕ができた