突発性発疹の症状は?原因・対処法は?熱・発疹なしの場合も?写真で解説!

赤ちゃんの突発性発疹とは?うつる病気?という疑問をはじめ、【写真】付きで症状の特徴や熱・発疹なしの症状を紹介します。原因・感染経路や、対処法、注意すべき合併症や病院に受診する目安のほか、保育園はいつから登園可能なのかも紹介していきますよ。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんの突発性発疹とは?うつる病気?
  2. 突発性発疹の症状は?熱・発疹なしの場合も?【写真あり】
  3. 突発性発疹の原因・感染経路
  4. 突発性発疹の対処法は?治療は不要?
  5. 突発性発疹で注意すべき合併症
  6. 突発性発疹で病院を受診する目安は?
  7. 突発性発疹で保育園はどれくらい休む?
  8. 赤ちゃんの突発性発疹について知っておこう

どうしてほとんどの赤ちゃんが突発性発疹になってしまうのか、気になるママも多いでしょう。突発性発疹になる原因や感染経路などを以下から詳しく紹介していきます。

突発性発疹の原因

突発性発疹はヒトヘルペスウイルス6型(HHV6)というウイルスに感染することが原因で発症します(※1)。ヒトヘルペスウイルス6型は4歳以上の日本人のほとんどが持っている、一般的なウイルスです。

ヒトヘルペスウイルス6型に1度感染すると身体からこのウイルスが排除されることはありません。ただ感染した後は抗体ができるので、ヒトヘルペスウイルス6型を身体の中に持っていても、発熱したり発疹ができたりすることはまずありえないでしょう。

ただしごくまれに、突発性発疹を2回発症してしまうケースがあります。ヒトヘルペスウイルス6型と7型の2種類が突発性発疹の原因になるためです(※1)。6型、7型どちらも、90%以上の成人が抗体を持っているポピュラーなウイルスです。赤ちゃんの健康を深刻に損ねてしまうことはありませんので、突発性発疹を2回発症しても慌てすぎないようにしましょう。

(子どもの草木かぶれの原因については以下の記事も参考にしてみてください)

子どもの草木かぶれの症状に要注意!原因や治療法、予防法、受診の目安など!

突発性発疹の感染経路は?

突発性発疹は、大人が子供へ接触することで起こります。ヒトヘルペスウイルス6型は健常者の唾液腺に含まれているため、赤ちゃんと話している時などに唾液が接触し、感染してしまうのです。

突発性発疹の対処法は?治療は不要?

赤ちゃんが突発性発疹にかかった際、病院で治療を受けるべきなのか悩んでしまうママは多いでしょう。突発性発疹はヒトヘルペスウイルス6型(HHV6)に感染することが原因で発症しますが、発症した後は抗体ができます。抗体ができて熱が下がり発疹が出た後は自然に治るので、特に治療を必要としませんよ。

しかし、突発性発疹で合併症を引き起こすケースもあります。合併症を引き起こしたら赤ちゃんの様子をしっかり見守り、異常が見られた時はすぐに受診するようにしましょう。

突発性発疹は自然に治る……とは言っても、家庭で赤ちゃんのケアをしてあげることはとても大切です。以下から赤ちゃんをケアする方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(子供のおしっこが茶色い時の対処法については以下の記事も参考にしてみてください)

子供のおしっこ(尿)の色が変!茶色は病気?症状別の原因・対処法、受診の目安など!

観察する

赤ちゃんに熱がある時、朝・昼・夕方の1日3回体温を測るようにしましょう。前回熱を測った時と比べてどのくらい熱が上がっているか、特に熱が上がる時間帯はないかなどに注目してみてくださいね。赤ちゃんの熱を脇で測る場合は脇の下の汗を拭きとり、斜め前下から脇の下の真ん中に体温計の先端がつくように差し込むようにしましょう。

赤ちゃんが発熱している時、熱の他に観察するべきポイントは顔色・おしっこの量や色・便の状態・赤ちゃんの機嫌・食欲などです。発熱している時におしっこの色が濃い場合は脱水症状になっている可能性がありますので、水分を多めに飲ませるようにしましょう。

水分補給をさせる

赤ちゃんの熱が高い時は汗をかきすぎて脱水症状になってしまう可能性があります。こまめに水分をあげるようにしましょう。生後6ヶ月以降の赤ちゃんには湯冷ましや麦茶・イオン飲料・薄めた果汁・野菜スープなどを飲ませることをおすすめします。

もちろん水だけでも良いですが、麦茶やイオン飲料、野菜スープなどを飲ませれば、汗になって出たミネラルなどを補給することができますよ。

また、熱が高くて食欲が落ちている際はお粥やうどん、市販の離乳食など喉ごしと消化の良い食べ物を食べさせてあげるようにしてくださいね。

安静にする

発熱している時は、屋内で安静にさせましょう。体調が悪い時は子供の身体の抵抗力が落ちていますので、ウイルスや菌を拾わないよう外遊びは避けてくださいね。

安静にすると言っても子ども無理に眠らせる必要はありません。赤ちゃんの身体が楽になるまで添い寝や抱っこをし、大人しく過ごせる環境を作ってあげましょう。

部屋の環境を整える

室温を適温に調整することも大切です。一般的に秋冬は20度前後、春夏は27度前後だと快適に生活できると言われていますが、あまりそういった基準にこだわりすぎる必要はありません。ママが適温だと感じる温度に設定すれば大丈夫ですよ。発熱しはじめる時は寒気を感じ顔色が悪くなるので、毛布やタオルケットを掛けてあげてくださいね。

ただし、発熱しているからといって部屋を暖め続けていると部屋が乾燥し赤ちゃんが余計につらさを感じてしまう可能性もあります。赤ちゃんの顔色を見ながらたまに換気をしたり、洗濯物や濡れタオルを部屋にかけて湿度を少し上げるなど工夫すると良いでしょう。加湿器を使う際、掃除や水の交換をしないと雑菌を部屋に撒いてしまう危険があります。注意してくださいね。

また、部屋が明るかったりテレビの音が聞こえていたりすると赤ちゃんはなかなか落ち着くことができません。部屋の電気やスマホ、テレビなどはできるだけ消すようにしましょう。

清潔にする