赤ちゃん・子供の咳が止まらない!長引く原因や受診の目安は?家ですべき対処法も!

赤ちゃんや子供の咳が止まらない・長引く原因や感染症の可能性、病院へ受診する目安、咳止め薬を飲むべきなのか……などについて紹介します。赤ちゃんや子供の咳が止まらない場合に家ですべき対処法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃん・子供の咳が止まらない原因は?感染症の可能性も?
  2. 赤ちゃん・子供の咳で病院へ受診する目安
  3. 赤ちゃん・子供の咳が止まらない場合に家ですべき対処法
  4. 赤ちゃんの咳が止まらない場合のご飯はどうする?
  5. 赤ちゃん・子供の咳が止まらない・長引くのは要注意な場合も


赤ちゃんや子供の咳が止まらない場合、咳止め薬を飲ませて良いか悩んでしまうママもいるでしょう。しかし、咳の中には止めてはいけないものもあります。例えば、喘息の発作を起こしている場合、咳止め薬を飲むと痰を排出できなくなってしまいます。排出できなくなった痰が気管支の内側を圧迫し、逆に苦しくなってしまう可能性があるのです。

このような場合は咳を止めるのではなく、気管支を広げる薬や痰を取り除く薬を使うべきですね。ただし市販の薬は赤ちゃんには強すぎたり副作用が出たりする可能性があります。赤ちゃんや子供の咳が止まらない場合は処方箋が必要ない一般医薬品ではなく、病院に処方してもらった薬を使用するようにしましょう。

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赤ちゃん・子供の咳が止まらない場合に家ですべき対処法

子供の咳が止まらず、困ってしまうママは多いでしょう。赤ちゃんや子供の咳が止まらない時、ママはどのように対処するべきなのでしょうか?以下から詳しく紹介します。

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背中を叩く

咳は、身体が異物を出そうとしている時に現れる症状です。長く続く咳を止めたいのであれば、咳以外の方法で異物を排出させてあげましょう。

細い管に物が詰まった場合、管を握って振ることで物を取り出そうとする人が多いですね。しかし、子供を管と同じように振り回すことはできません。振り回す代わりに、背中をトントン叩いて異物を移動させると良いでしょう。

振動で痰を移動させることが目的なので、背中を叩いた時に子供が少しむせる可能性があります。しかし1度むせたり咳き込んだりしても、痰が出ればすっきりするでしょう。

部屋を加湿する

水分が少なく粘り気が強い痰は、なかなか吐き出すことができません。痰が気道の中に長い間詰まっていると、咳の悪化を招く可能性もありますね。

水分不足が原因で痰の切れが悪くなっている場合は、水を飲ませたり部屋を加湿したりすると良いでしょう。なるべくはやく痰の切れを良くしたい場合は、部屋全体を加湿するというよりも、飲み物を飲ませて気道を濡らした方が効率が良いですよ。

部屋の湿度を調整するとウイルスの働きや繁殖を妨げることができるので、風邪や病気の予防にも効果的です。日頃から試してみてくださいね。

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鼻吸いは適度に

吸引機で鼻水を吸い出すことを鼻吸いといいます。鼻吸いで鼻水をとると身体の中の異物が少なくなるので、咳が減ることは事実です。新生児の赤ちゃんなど自分で鼻をかむことができない子供には特に効果的でしょう。そうはいっても鼻水をとりたいのであれば自分でくしゃみをして出しますので、頻繁に行う必要はありませんよ。

また、鼻に少し刺激を受けると鼻水やくしゃみが出やすくなります。頻繁に鼻吸いをすると、その刺激に反応して、逆に鼻水や咳が多く出てしまう可能性もあるので注意しましょう。

咳止め薬は飲ませない

咳が止まらない子供を心配して、咳止め薬を飲ませるママもいます。しかし、咳は身体の中の異物を出すための自然な反応なので、薬で止めると逆に治療が長引く可能性もあるのです。

しかも、市販の薬は子供にとって作用が強すぎます。副作用が強く出る可能性もあるでしょう。子供の咳が長引く場合はまず医師に相談し、薬を処方してもらうなどしてくださいね。

赤ちゃんの咳が止まらない場合のご飯はどうする?

赤ちゃんの場合、ミルクや母乳は2時間ほど胃の中に溜まります。胃に母乳やミルクがたくさん入っている時に咳をすると吐く可能性がありますので、1回の授乳量を減らし、回数を多く飲ませるようにしましょう。

特に新生児~生後3ヶ月までの赤ちゃんの胃は十分に発達していません。大人と違い、胃がとっくりのような真っ直ぐな形をしているので、嘔吐しやすいのです。胃を膨らませないように、少量ずつ授乳授乳するようにしてくださいね。

なお脱水症状を防止したい場合は、イオン水のように胃の中に停滞する時間が短い飲み物を飲ませるようにしましょう。

離乳食期以降の子供の咳が止まらない場合も、食事の量を調整してあげましょう。咳き込んでいる時は、吐く可能性が高いからです。また、胃を刺激してしまうので、熱すぎる食べ物や冷たすぎる食べ物、辛味や塩分が濃い食事も避けるようにしてくださいね。

喉の粘膜を強くするビタミンAや、粘膜の補修を助けるビタミンCは積極的に摂取するようにしましょう。保湿作用や殺菌作用が高いハチミツを食べさせても良いですね。ショウガは身体を温め免疫を高める働きがあるので、ハチミツをお湯に溶かしてスライスしたレモンを入れ、ショウガを混ぜたお湯を飲ませるのもおすすめです。子供の咳を改善し、身体を温めることができますよ。