子供の夏風邪の症状・種類は?発熱・嘔吐などの対処法、感染予防対策も!

子供の夏風邪の症状・種類や、《手足口病》《ヘルパンギーナ》《咽頭結膜熱(プール熱)》など病気別の対処法について紹介します。これらは感染力が強く幼い子供のかかる可能性の高い夏風邪です。感染予防対策も紹介するので、集団生活中の子供がいれば参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 子供の夏風邪の症状・種類は?発熱・嘔吐など
  2. 子供の夏風邪《手足口病》の症状・原因・対処法
  3. 子供の夏風邪《ヘルパンギーナ》の症状・原因・対処法
  4. 子供の夏風邪《咽頭結膜熱(プール熱)》の症状・原因・対処法
  5. 子供の夏風邪《流行性角結膜炎》の症状・原因・対処法
  6. 子供の夏風邪で注意すべきポイント
  7. 子供の夏風邪の感染予防対策
  8. 子供の夏風邪に注意しよう

ヘルパンギーナの原因

ヘルパンギーナの原因になるウイルスは「コクサッキーウイルス」です。ウイルスの型がいくつもあるので、何度も発症する可能性があります。

ヘルパンギーナは飛沫や接触が原因で感染します。くしゃみや咳だけでなく、おもちゃに付いた唾液や鼻水なども感染の原因になるので、保育園や幼稚園に通園している時は十分感染に注意しましょう。マスクや手洗いうがいを毎日して、日頃から細菌やウイルスの感染を予防する習慣が付いていると良いですね。

ヘルパンギーナの対処法

ヘルパンギーナにも特効薬ないので、対処療法を行います(※1)。高熱なら解熱剤、喉が痛むなら口内用の薬を処方してもらってくださいね。

あまりにも喉の痛みが強く水分補給が十分にできていないと、脱水症状になることもあります。脱水症状になっていたら、病院で点滴をすることになるでしょう。

合併症になる可能性も

コクサッキーウイルスが子供の脳内へ侵入すると「無菌性髄膜炎」心臓へ侵入すると「心筋炎」にかかります。稀ではありますが、このような合併症にかかると非常に危険なので注意が必要です。ヘルパンギーナと診断された後で、高熱と嘔吐の症状が見られたらすぐに医師に相談しましょう(※2)

(子供の口臭については以下の記事も参考にしてみてください)

子供の口臭がひどい!原因&対策、異常な症状の特徴は?病院に息が臭いだけで行くべき?

子供の夏風邪《咽頭結膜熱(プール熱)》の症状・原因・対処法

咽頭結膜熱(プール熱)も夏風邪の一種です。保育園や幼稚園でプール開きをする時に、注意喚起をされることもあるでしょう。以下から咽頭結膜熱の症状や原因、対処法を紹介します。

咽頭結膜熱(プール熱)の症状

「咽頭結膜熱」よりも「プール熱」と聞いた方がしっくりくる……という人が多いですね。プール熱は、その名の通りプールを通して感染する病気です。7日ほどの潜伏期間の後突然39℃前後の高熱を出し、のどと結膜に炎症が起こります。

高熱と同時に目の充血や痛み、眩しさ、目やになどの症状が現れたら咽頭結膜熱を疑いましょう(※1)。発熱は通常3~4日、目やのどの症状は1~2週間で治まります。

なお、上の症状のほかに、リンパ節の腫れや食欲不振、下痢や全身の倦怠感などの症状が出ることもありますよ。

咽頭結膜熱(プール熱)の原因

咽頭結膜熱はアデノウイルスというウイルスが原因で発症します。感染経路は、接触感染や飛沫感染です。感染者が触ったドアノブやスイッチに触れた後、鼻や口など自分の粘膜に触れると感染します。「プール熱」という別名の通り、プールの水を介して粘膜から感染することもあります。

また、咳やくしゃみなどの飛沫によって感染することもあるので、保育園や幼稚園などで咽頭結膜熱が流行している間はマスクを付けるなどの対策も重要です。

咽頭結膜熱(プール熱)の対処法

咽頭結膜熱も即効性がある薬がないため基本的に対症療法です。咽頭結膜熱にかかったら、解熱剤や目の炎症を抑える点眼薬が処方されますよ。

家で様子を見る間、胃腸に症状が出ていたら消化の良い物を食べさせる、高熱が出ていたらしっかり水分補給をさせるなど子供の体調に応じて対処してあげましょう。

子供の夏風邪《流行性角結膜炎》の症状・原因・対処法

流行性角結膜炎の症状