血管腫とは?赤あざの種類・症状の【写真】も!原因や薬・レーザー治療についても!

赤ちゃんの肌には、あざや赤みが出ることがあります。この記事では血管腫(赤あざ)とは?という疑問をはじめ、血管腫の種類・症状を【写真】付きで紹介していきます。赤ちゃんの血管腫の主な原因や、薬・レーザーなど治療法もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 血管腫(赤あざ)とは?
  2. 赤ちゃんの血管腫の種類・症状を【写真】付きで紹介
  3. 赤ちゃんの血管腫の原因
  4. 赤ちゃんの血管腫の治療法!薬・レーザーなど
  5. 赤ちゃんの血管腫(赤あざ)について知っておこう

赤ちゃんの血管腫の原因

赤ちゃんに血管腫ができると、何が原因で血管腫ができたのか気になってしまうママは多いでしょう。しかし血管腫の原因は、はっきりとは分かっていません。

赤ちゃんに血管腫ができたからと言って、自分を責める必要はありませんよ。

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赤ちゃんの血管腫の治療法!薬・レーザーなど

血管腫は、適切な治療を受ければきれいに完治します。血管腫に使用する治療法は大きく分けて薬・レーザー・手術の3つです。これらの治療法を併用することもありますよ。

単純性血管腫と乳児血管腫の治療は保険診療が可能です。そのため最大でも治療費の3割の自己負担ですむでしょう。また、自治体によっては小児の医療費に補助制度を設けているところもあります。12歳以下の子供であれば乳幼児医療費補助が受けられる自治体もあるので、住んでいる地域の制度を確認してみてくださいね。

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薬で治療する方法

血管腫の治療にはヘマンジオル®シロップという薬剤が使われます。これは、レーザー治療だけでは対処できない程成長が早く大きな血管腫や、レーザーが届きにくい皮膚深部の血管腫に有効とされています。ヘマンジオル®シロップを服用することで、血管腫の増殖スピードを抑えることができますよ。

ヘマンジオルはもともと心疾患の治療に使われていました。そのため服用すると心血管系に作用し、低血圧などの副作用が出る、というリスクがあります。赤ちゃんの場合は少量の服用でも心血管系に影響を受けやすいので、治療の際は心電図検査と並行して使用する必要があるでしょう。

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レーザーで治療する方法

血管腫を治療する場合、色素レーザーというレーザーを使用します。色素レーザーを使うことで血管腫のもとになっている赤い色素、ヘモグロビンを破壊し血管腫を治療することができますよ。

レーザー治療は1回で終了するものではありません。期間をかけて照射する必要があります。3ヶ月程度の間隔で5~15回程度照射すると、赤みが徐々に薄くなっていくでしょう。ただし、人によって必要な回数は異なるので、症状の様子を見ながら進めていくことになります。

レーザー照射時には「パチン」とゴムで弾かれたような痛みを伴うため、赤ちゃんは痛みに耐えられないことが多いです。塗り薬や貼り薬、全身麻酔などの麻酔を使用しながらレーザー治療を進めることになるでしょう。

血管腫の場合成長とともにあざが大きくなるため、なるべく早めに治療を開始することが推奨されています。特に顔などの目立つ部分のあざは、早めに対処するケースが多いですよ。

手術で治療する方法

いちごのように肥大した乳児血管腫の場合、成長して赤みが治まった後も皮膚がそのまま盛り上がってしまうケースが多いです。この盛り上がりは自然に治らないので、手術で取り除くことがあります。また、レーザー治療では対応できない体の奥深くに血管腫ができている場合も、手術で取り除くことになるでしょう。

ただし、小さな赤ちゃんに手術をする場合はリスクも伴います。血管腫の手術をする場合は皮膚科や形成外科などを受診し、手術するべき状態なのか、手術にどんなリスクを伴うのかなどをしっかり話し合うようにしてくださいね。

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赤ちゃんの血管腫(赤あざ)について知っておこう