子供の弱視とは？原因は遺伝？症状の見分け方や、見え方、治療法まで解説！

新生児はほとんど目が見えていません。しかし、成長と共に発達し3歳頃までに大人と変わらないくらいまで見えるようになると言われています。ただ、何らかの影響で視覚に障害がおき、視力が弱いままの子供もいます。これを弱視と言います（※1）。

弱視の子どもは、メガネを利用しても物をはっきりと見ることができません。小さい赤ちゃんは視力が弱いものなので、パパやママでは弱視だと判断できず、定期検診で初めて発覚するケースが多いですよ。

子供の弱視は、早いうちに発見すれば改善できる障害です。症状や治療方法を以下から詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

（視力については以下の記事も参考にしてみてください）

子どもの目がよく見えないと、コミュニケーションを十分に取れない可能性があります。将来的にも不自由をする可能性があるので、原因を取り除き、弱視になるリスクを軽減してあげたいですね。弱視の原因は、目の器官が十分に発達しないことです（※2）。では、なぜ目の機能が十分に発達しないのでしょうか？　以下から詳しく紹介します。


（遺伝については以下の記事も参考にしてみてください）

白内障など、先天的な目の病気が原因で弱視になる可能性もあります。白内障は目のレンズである「水晶体」が濁り、見えにくくなる病気です。先天的に白内障になる原因は、遺伝だと考えられています。

先天的な白内障だと目に視覚情報が入りにくくなるので、視力や視覚が十分に発達しません。そのため、白内障を放置すると、弱視になる可能性が高いのです。先天的に白内障を患っている場合は、早期に発見し、治療することが重要です。

斜視の子どもは弱視になりやすいとされています。斜視は、物が二重に見える・立体的に見れないなどの症状が出る病気です。「正常に見える目だけで物を見たい」と考え斜視がある目を使わなくなると、視覚が十分に発達せず、弱視になります。

斜視は自然に治りません。異変を感じたら、すぐ病院に連れて行きましょう。

（斜視については以下の記事も参考にしてみてください）

遠視の子どもも弱視になりやすいです。遠視は、近くの物が良く見えず、遠くの物がはっきり見える病気です。

小さな赤ちゃんは通常近くの物からはっきり見えるようになっていくので、遠視だと近くの物も遠くの物もはっきりと見えません。視覚から情報を得られないことが原因で目の発達に異常が起き、弱視になってしまうのです。

基本的に、パパやママの弱視が遺伝し赤ちゃんが弱視になることはありません。子供の弱視のほどんどは、目が発達する3歳までの時期に十分な視覚情報を得られないことが原因で発生するからです。

ただし白内障など先天的な病気が原因で弱視になった場合は遺伝が関係するので「弱視と遺伝は関係ない」とは言い切れません（※3）。

もしパパやママが子どもの頃に白内障など目の病気を持っていたのであれば、そのことを医師に相談し、しっかり検査してもらうと良いでしょう。

子どもが弱視になった時の症状が分かっていれば、弱視を早期に発見できる可能性が高まりますね。以下から子どもの弱視の症状や種類を詳しく紹介します（※4）。子どもの弱視に気付いたら、早めに医療機関を受診してくださいね。