ダウン症の検査方法は?出生前・出産後で何をする?時期や費用、確率も!体験談多数

ダウン症の検査方法は?いつやる?という疑問をはじめ、検査でダウン症と診断される確率や、出生前(妊娠中)・出生後別に検査内容・時期・費用を紹介します。ダウン症検査の出生前(妊娠中)・出生後のタイミング別のメリット・デメリットや【体験談】もあります。

( 2ページ目 )
Contents
目次
  1. ダウン症の検査方法は?いつやる?
  2. 検査でダウン症と診断される確率は?
  3. 出生前(妊娠中)のダウン症検査の内容・時期・費用
  4. 出生前(妊娠中)にダウン症の検査をするメリット・デメリット
  5. 出生後のダウン症検査の内容・時期・費用
  6. 出生後にダウン症の検査をするメリット・デメリット
  7. ダウン症検査について知っておこう

出生前に検査をするメリット

2歳児のママ

40代前半

出生前検査で子供がダウン症だと発覚しました。中絶するかしないかすごく悩んだ結果、産むことにしました。今は2歳になり、成長は他の子より遅いですが私自身が焦ることなく子供のペースに合わせて育児ができているため、出生前検査受けてよかったなって思ってます。

生後6ヶ月のママ

30代前半

出生前検査をしました。結果はとくに異常はなかったのですが、生まれてくる子供のことを考えると必要なことだと思います。私自身も、どう向き合って行ったらいいのか心の準備をする時間にもなるので。

出生前にダウン症などの障害の有無を検査するメリットとして、中絶するかしないかを選べるという点です。出生前検査で発達障害やダウン症などが発覚した場合、中絶をするかしないかは夫婦の中でも大きく意見がわかれる場合があるでしょう。しかし、発達障害の子供を育てていくのは大変なことです。

経済的に余裕がある、もしくは手をかしてくれる家族がいるなど生活にゆとりがないと難しいでしょう。また、出生前検査で発達障害やダウン症がわかった場合、中絶するだけが選択肢ではありません。生まれてくる赤ちゃんについて心の準備や備えをすることもできるのです。

発達障害やダウン症による治療など必要な費用をあらかじめ計算することで、経済的にもゆとりを持ちやすくなります。夫婦で今後の生活を話し合ういいきっかけにもなるでしょう。

出生前に検査をするデメリット

新米ママ

30代後半

エコーをしたときに先生からダウン症の疑いがあるといわれ、出生前検査をしました。すでにエコーで疑いがある状態だったので、確定診断がだせる羊水検査をしたのですが、とにかく費用が高かったです。中絶は選択肢にいれていなかったので、今思えば出生後の検査でもよかったのかも。

男児のママ

30代前半

出生前検査で子供がダウン症だとわかったものです。妊娠初期から出生前検査をやるって決めていたのでそれはいいのですが、診断されてからの自分の落ち込み方がやばかったです。旦那にはストレス抱えすぎて身体によくないっていわれました。旦那は出生前検査に反対だったので。

出生前にダウン症の検査をすることのデメリットとして、本来必要ない費用がかかるということです。また、費用だけでなく検査結果についても絶対というわけではありません。ある程度の正確性はありますが、ダウン症の検査結果が陰性だったにもかかわらず、出生後数年してからダウン症であることが発覚することもあるのです。

また、出生前検査をすることは母体や胎児に負担がかかります。検査をしたことで、流産や破水、感染症などのトラブルに発展するケースもあるので覚えておきましょう(※3)。また、生まれてくる赤ちゃんに染色体異常が認められた場合は、夫婦ともに過度なストレスをかかえることになります。過度なストレスは切迫流産や切迫早産につながる危険性もあるのです。

また、生まれてくる赤ちゃんの染色体異常や障害が発覚した場合、中には中絶を選ぶ夫婦もいるでしょう。経済的な理由などから中絶を選ぶ夫婦もいますが、中絶手術は母体にとってもリスクがあることを忘れてはいけません(※4)。また、中絶したことのうしろめたさや後悔が心に消えない傷を残すこともあるでしょう。

(ダウン症はエコー写真でいつからわかるのかについては以下の記事も参考にしてみてください)

【医師監修】ダウン症はエコー写真でいつからわかる?特徴は?画像や体験談も!

出生後のダウン症検査の内容・時期・費用

こちらでは出生後のダウン症検査の内容や時期、費用について紹介します。出生後にダウン症だと気づくきっかけは、ほかの赤ちゃんより発達が遅いといったきっかけが多いといわれています。

出生後のダウン症検査の内容

出生後にダウン症かどうかの検査を行う場合は、まずダウン症の原因である染色体異常を確認するための血液検査が行われます。そして、ダウン症の子供の多くは合併症を発症する確率が高いため、合併症の症状が出ていないかも一緒に検査をすることが多いです。

出生後のダウン症検査の時期

出生後のダウン症検査の時期ですが、医師や親が気づいた時点で行われることが多く、とくに推奨される時期などは決まっていません。出生後であれば、新生児でも血液検査の結果で染色体の異常を発見することができます。

また、合併症についても最初から症状が出ている場合と、あとから出てくる場合があるため、子供の体調や様子に変化を感じたらなるべく早く病院を受診するのがいいでしょう。

出生後のダウン症検査の費用

出生後にダウン症検査を行った場合の費用ですが、血液検査や合併症をチェックするために行った検査の費用を支払うことになります。出生後は保険が適用されるため、行った検査の3割を負担するかたちとなるでしょう。出生前検査ほどの大きな費用負担にはなりません。

(新生児のダウン症はいつわかるかについては以下の記事も参考にしてみてください)

新生児のダウン症はいつわかる?特徴は?顔で判断できるの?

出生後にダウン症の検査をするメリット・デメリット