幼稚園の私立・公立の違いは?費用や教育方針など、それぞれのメリットも!

子供が3歳を迎えると気になるのが幼稚園のことですよね。幼稚園の特徴をはじめ、費用・教育方針など『私立幼稚園』と『公立幼稚園』の違いについて紹介します。私立幼稚園・公立幼稚園それぞれのメリットと注意点も説明します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

Contents
目次
  1. 幼稚園とはどんな施設なの?
  2. 幼稚園の私立と公立の違いは?費用・教育方針など
  3. 私立幼稚園のメリットと注意点
  4. 公立幼稚園のメリットと注意点
  5. 私立・公立幼稚園を選んだ決め手は?【体験談】
  6. 幼稚園の私立と公立の違いについて理解しよう

幼稚園とはどんな施設なの?

就学前の子供が通う施設として、幼稚園か保育園を選ぶ家庭が多いでしょう。色々な事情もありますが、ママが働いていない場合は幼稚園を選ぶことがほとんどかもしれませんね。就学前の預け先という認識が強い幼稚園ですが、日本では教育機関として位置づけられています。初めて親元を離れて同世代の子供たちと過ごす「学校」なのですね。

幼稚園には公立・私立があります。幼稚園によって教育方法や行事、延長保育の有り無しなどさまざまで、入園前にいくつもの園へ足を運ぶこともあるでしょう。次の項目から幼稚園の公立・私立での違いについて説明します。子供が幼稚園入園を控えている方はチェックしてみてくださいね。

(幼稚園の願書の書き方については以下の記事も参考にしてみてください)

【完全攻略】幼稚園の願書の書き方!通りやすい文例は?先生はどこを見る?

幼稚園の私立と公立の違いは?費用・教育方針など

未就園児がいる家庭では「私立は値段が高くて公立は安い」という印象があるかもしれません。もちろん値段も異なりますが、ほかにもそれぞれの特徴があります。この項目では、私立の幼稚園と公立の幼稚園で、具体的な違いについて紹介します。気になる教育方針や保育時間についても紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

(幼稚園の運動会については以下の記事も参考にしてみてください)

幼稚園の運動会は準備が大切!服装や必需品リスト、場所取りなど!注意点も

費用

私立・公立幼稚園の費用は運営元がどこになるのかによって、大きく額が異なります。私立幼稚園に入園した場合は私立幼稚園就園奨励費補助金によって、後から費用の還付が受けられます(※1)。還付金を加味すると、私立幼稚園は平均月45,000円です。一方で公立幼稚園は、平均月20,000円で私立幼稚園の半分ほどになります。金額だけで見ると違いが大きいですね。

しかし、この平均月額は保育料の無償化が始まる以前の金額です。保育料の無償額は、地域や所得に応じて異なるでしょう。もちろん無償化になるのは公立幼稚園も含まれています。平均金額はさらに安くなることが予想できますね。注意したいのは、無償化になるのが保育料だけという点です。園で使う教材や給食代は補助の対象外と覚えておきましょう。

教育方針

私立幼稚園・公立幼稚園では教育方針が大きく異なります。公立幼稚園の教育方針は、基本的に「自由」で子供達の自主性を伸ばす教育方針が多いでしょう。保育時間中に何かする際も、子供達に考えさせて自分たちでやらせるという方法をとる園が多くみられます。

私立幼稚園では、園によってさまざまな教育方針があります。子供達の体力づくりのために運動中心に保育する園や、英語や漢字など勉強中心に保育をする園などさまざまです。私立幼稚園は公立にくらべて数が多く、教育方針で幼稚園選びをすることが多いでしょう。

保育時間

幼稚園の保育時間は1日4-5時間ほどです。私立幼稚園・公立幼稚園であまり違いは見られません。しかし登園時間や放課後の延長保育で違いがあります。園にもよりますが、公立幼稚園は登園・降園時間が早い施設が多いでしょう。延長保育を行っている場合も、預かり時間が短いこともあります。

私立幼稚園は子供達が徒歩と通園バスで登園するため、子供達が揃うまで時間がかかります。登園・降園時間の幅が広く、園によっては夕方近くに降園するケースもあるでしょう。また延長保育も保育園と同じような時間帯で行っている園が多く、夕方は18時過ぎまで延長できる園もあります。延長保育料金については園によって異なるため、事前確認がおすすめです。

運営元

私立幼稚園と公立幼稚園で違いがあるのは、運営元が異なるのが要因として大きいでしょう。公立幼稚園の運営は地域の自治体が運営しています。公立幼稚園の先生は公務員なのですね。文部科学省の指導要領に基づいて保育を行っているため、どこの公立幼稚園でも教育方針のブレが少ないでしょう。

私立幼稚園は社会福祉法人や学校法人が多く、園の特色を前面に出しているのが特徴です。幼稚園の教育方針に共感した先生方が集まっていることが多いでしょう。幼稚園で特徴的な保育をしている場合は、専門の先生がいることもあります。

園までの送迎方法

幼稚園入園で確認しておきたいのが幼稚園まで送迎方法ですね。公立幼稚園で通園バスがある園は少なく、ほとんどが徒歩通園となるでしょう。天候関係なく毎日送迎することを考えると、自宅から近い方が安心ですね。公立幼稚園はその地域に住んでいることが入園の条件となります。

私立幼稚園は通園者の範囲が広いです。人気の幼稚園では隣県から通園する方がいることもあるでしょう。園によって徒歩通園のみとなるケースもありますが、ほとんどで通園バスの運行をしています。自宅の前や近くまで迎えに来てくれるため、保護者の負担が少ないでしょう。しかし通園時間が長くなりがちなため、子供に負担がかかることもあります。

私立幼稚園のメリットと注意点