一番妊娠しやすい日は?計算して排卵日を特定できる?

【医師監修】一番妊娠しやすい日はいつ?生理予定日から計算して排卵日を特定できるのでしょうか。妊活の際、最も気になる点です。排卵日と妊娠の仕組み、自分で排卵日を探る方法などについてドクターの助言を交えて説明します。妊活を始めたカップルはぜひ参考にしてください。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 一番妊娠しやすい日は排卵日なの?自分の排卵日がいつか知ってる?
  2. そもそも排卵日とは?
  3. 卵子と精子の寿命を知ると一番妊娠しやすい日がわかる
  4. いつが一番妊娠しやすい日なの?
  5. 一番妊娠しやすい日は自分でわかる!?排卵日を特定する方法
  6. 一番妊娠しやすい日に妊娠する確率
  7. 一番妊娠しやすい日を意識し過ぎない事も大切

排卵検査薬で確認する方法があります。排卵検査薬はドラッグストアなどで手軽に手に入ります。2016年9月に薬機法(旧:薬事法)が改正され「第一類医薬品」に変更されるまでは、簡単に手に入れることはできませんでした。最近では、テレビCMも放映されるなど、妊娠を希望する女性にとって身近な存在になってきました。

排卵検査薬は、排卵前に分泌される「黄体ホルモン(LH)」の値に反応する仕組みです、黄体ホルモン(LH)は排卵日から次の生理が始まるまでの間に分泌されます。生理が始まると、減少するホルモンです。そして、排卵直前には分泌量が急激に増えてホルモン値が上昇します。排卵検査薬はこの急激な上昇(LHサージ)に反応し、一番濃い陽性反応が出るのです。

一番濃い陽性反応が出てから24時間以内に排卵するといわれています。排卵検査薬は通常、生理後5~10日から、またおおよその排卵日が特定できている場合は排卵日の3日前ぐらいからそれぞれ使い始めます。

排卵日が特定しづらい場合は長期間使用を続ける必要があるでしょう。毎日検査して、陽性反応が一番濃くでる日まで続けます。日本の排卵検査薬は7日分で3000円程度と、アメリカなどに比べると価格が高めです。ただ病院に行く時間と費用を考えれば安い場合もあります。一度自分に合うかどうか試してみましょう。

(排卵日の確認については以下の記事も参考にしてください)

排卵日はいつかわかる?生理周期と排卵日の関係や計算方法について

一番妊娠しやすい日に妊娠する確率

1回のセックスで妊娠できる確率を知っていますか?排卵日を特定し、その2日前にタイミングも取れたと万全な体制で臨んでも、必ずしも1回で妊娠するわけではありません。年齢によって変わってきますが、きちんとタイミングが取れたとしても妊娠する確率は10%~20%といわれています。

(排卵日については以下の記事も参考にしてください)

排卵日後でも妊娠できる?排卵日・前後の妊娠の確率!妊娠しやすい日は?

一番妊娠しやすい日を意識し過ぎない事も大切

排卵日を計算して、パートナーと予定を合わせてきちんとタイミングをとって頑張ったのに「また生理がきちゃった…」と落ち込んでしまったり、イライラしてしまうこともあります。

一番妊娠しやすい日を意識しすぎて、その日だけ義務的にセックスをするようになってしまうこともあるかもしれません。日程がどうしても合わなかった場合はパートナーとぎくしゃくしてしまいます。

しかし、妊娠にストレスは大敵です。普段通りの生活を送りましょう。二人で美味(おい)しいモノを食べたり、時にはお酒を飲んだりしながらリラックスして過ごすことがとても大切です。パートナーを思いやりながら、仲良く妊活ライフを送りましょう。一番妊娠しやすい日を意識し過ぎない事も大切です。