こどもの日(端午の節句)に菖蒲湯に入る由来は?効果や、葉の使い方も!

初夏の風物詩とも言えるこどもの日(端午の節句)の菖蒲湯は、日本で古くから親しまれています。そこで、こどもの日(端午の節句)に菖蒲湯に入る由来・効果はどんなものがあるのかを徹底解説。合わせて、菖蒲湯の作り方&入り方や、菖蒲湯以外の葉の使い方も紹介します。

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Contents
目次
  1. こどもの日(端午の節句)に菖蒲湯に入る由来・効果は?
  2. 菖蒲湯の作り方&入り方!葉を頭や身体に巻く理由は?
  3. 菖蒲湯は赤ちゃんも入れる?
  4. こどもの日の菖蒲湯以外の葉の使い方は?
  5. こどもの日(端午の節句)は菖蒲湯に入ろう

束ねた菖蒲を浴槽に入れたらいつもより高めの温度のお湯を入れます。お湯の温度は43℃くらいが目安です。高い温度でしっかり蒸らすことで、より多くの有効成分が出るので、菖蒲湯の効果が高まるのです。高い温度で沸かした後は、適温にしてから入るようにしましょう。

入り方は特に決まりはなく、1人でゆっくり、家族でわいわいと、葉をおもちゃにして遊びながらなど、お好みの入り方で楽しんでください。菖蒲の葉を頭や身体に巻いてお湯につかる風習もあるので、以下で詳しく紹介します。

菖蒲の葉を頭や身体に巻く意味

菖蒲は昔から「無病息災」「厄払い」「勝負事に勝つ」といった願掛けで使われ、邪気を払う力があると言われてきました。地域によっては頭や身体に菖蒲を巻く風習があります。頭に巻くのは、賢い子に育つようにとの願い、身体に巻くのは、無病息災や健康への願いを表しているのです。

(赤ちゃんのお祝いの行事については以下の記事も参考にしてみてください)

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菖蒲湯は赤ちゃんも入れる?

こどもの日に親しまれている菖蒲湯ですが、赤ちゃんの入浴に使うのは心配な人もいることでしょう。ここでは、赤ちゃんの入浴に菖蒲湯を使って良いかどうか、また注意したいことを説明しますので、参考にしてみてください。

赤ちゃんへの菖蒲湯の影響は?

菖蒲の葉は、アレルギー物質はなく、赤ちゃんの入浴に使用しても特に問題はありません。根に多く含まれる精油成分は保湿効果があるので、乾燥しがちな赤ちゃんの肌にも潤いを与えてくれるでしょう。また、血行を良くしてくれる効果もあるので、赤ちゃんの健康にも良い影響があります。ただし、いくつかの注意点もあるので、以下で説明していきます。

菖蒲湯に赤ちゃんを入れる時に気を付けたいこと

赤ちゃんとの入浴にも安心して使用するころができる菖蒲の葉ですが、生後間もない赤ちゃんへの使用は注意が必要です。生後3ヶ月頃までは、まだ肌の機能が未発達で抵抗力が弱いので、生後4ヶ月頃からの利用がオススメです。

赤ちゃんの肌が敏感で荒れやすかったり、アレルギーがある場合は、様子を見ながら使用するか、お医者さんに相談してみるのが良いでしょう。菖蒲の葉には保温効果がありますが、温まり過ぎると肌の敏感な赤ちゃんは火照ってかゆくなってしまうことかあります。

また、お湯を入れるとき、いつもより高めの温度になっている場合は、やけどやのぼせることのないよう、赤ちゃんに適したお湯の温度に調節してあげるよう気を付けましょう。注意点に気を付けて、初めてのこどもの日に健康と成長を願って、赤ちゃんを菖蒲湯でぽかぽか温めてあげてはいかがでしょうか。

(赤ちゃんの入浴については以下の記事も参考にしてみてください)

乳児のお風呂の入れ方!いつから一緒でOK?沐浴卒業後の流れや注意点を紹介

こどもの日の菖蒲湯以外の葉の使い方は?

菖蒲の葉は古くから菖蒲湯だけでなく、健康祈願、厄除けとして様々な使い方をされてきました。現代でも各地で風習が引き継がれていることでしょう。そこで、菖蒲湯以外に親しまれている葉の使い方を紹介します。

菖蒲酒

菖蒲の葉は古代から薬草のようにも使われており、健康を願って酒に浸して飲む風習があります。菖蒲の根の部分を良く洗った後、細かく刻んで日本酒の中に入れ、30分程浸して香りが出てきたら戴きます。お好みでお酒につける前に菖蒲を加熱しても良いでしょう。

平安時代、宮中の宴の席でも菖蒲酒がふるまわれていたそうですよ。香りが高い菖蒲は、日本酒と相性が良く、爽やかな風味が楽しめるので、お祝いの席に作ってみてはいかがでしょうか。

軒菖蒲