授乳中のはちみつはダメは嘘!理由は?母乳に影響は?ただし注意点も

【医師監修】「はちみつは授乳中に食べてはいけないもの」だと思っているママはいませんか?実は事実が間違って伝わってしまった情報であると言われています。今回は、授乳中にはちみつを食べても問題がない理由や母乳への影響、はちみつを食べる際の注意点について体験談と共にご紹介します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 授乳中にはちみつを食べても大丈夫?
  2. 1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えるのはダメ!
  3. 授乳中にはちみつを食べても問題がない理由は?
  4. はちみつの母乳への影響は?乳腺炎の心配はない?
  5. 授乳中のママがはちみつを摂取するメリット
  6. 授乳中にはちみつを食べるときの注意点
  7. はちみつを正しく摂取して母乳育児を乗り切ろう!

授乳中のママは「母乳を介してボツリヌス菌の影響が赤ちゃんに出てしまうのでは」と不安になってしまいがちですよね。先ほどご説明した通り、授乳中のママがはちみつを食べても赤ちゃんに影響はありません。

なぜかというと、乳児ボツリヌス症は赤ちゃんがボツリヌス菌の芽胞を直接摂取することで起きるものだからです。大人の消化器官であれば、ボツリヌス菌の芽胞を消化して処理することができますし、ボツリヌス菌の芽胞そのものが母乳に混じることもありません。

はちみつの母乳への影響は?乳腺炎の心配はない?

授乳中のママがはちみつを食べると、母乳に何か影響があるのでしょうか?先ほども触れたように、はちみつを食べてもボツリヌス菌の芽胞が母乳に混じることはありません。ただ、はちみつがそばの花からとれたものだと、赤ちゃんがそばアレルギーだった場合に発疹などの症状が出ることがありますので、注意が必要です。

続いて、はちみつと母乳に関する一般的な情報についてご説明していきます。

はちみつを食べ過ぎると母乳の味が変わる?

「甘いはちみつを食べ過ぎると、母乳の味が甘くなったりしょっぱくなったりする」という話を聞いたことがあるママもいますよね。母乳は「血液」からできているため、食べ物の影響で血液の状態が変化するように、母乳の味も変化すると考えられています。

女性

30代

甘いものや脂っこいものを食べると母乳の味が変わって、赤ちゃんが飲んでくれなくなると母に言われた。なんとか我慢しているけど、イライラ!!疲れた時くらい甘いものが食べたい~!

通常の食事でのはちみつの摂取量なら問題もありませんので、ストレスを溜めないようにすることが大事です。

授乳中に甘いものを摂取すると乳腺炎になりやすいの?

母乳育児をしているママにとって心配なのが、母乳が詰まることや乳腺炎になってしまうことですよね。乳腺炎の原因は、生産された母乳を乳児がうまく吸えないために乳腺が詰まることだと言われていますのでママが摂取した食品が原因で乳腺炎になることはないと考えて良いでしょう。

こちらのママは、授乳中に脂肪分や糖分が多い食品を摂取することで本当に乳腺炎になるのか調べたのですね。先ほども触れたように、ママの食べたものが原因で母乳が詰まる、乳腺炎になるということに医学的根拠はありません。母乳での育児はママの栄養とエネルギーを必要としますので、ストレスが溜まったりしないように甘いものも適度に摂取しましょう。

(母乳育児については以下の記事も参考にしてみてください)

母乳育児は大変?メリットや先輩ママたちの乗り越え方!体験談多数

授乳中のママがはちみつを摂取するメリット

「授乳中のママが食べてはいけないもの」だと間違った情報が広まっているはちみつですが、母乳育児で大変なママにとってメリットがたくさんあります。もちろん、授乳中ではない女性にとっても嬉しい効果満載の食品です。

こちらの女性は、はちみつのさまざまな効果を実感しています。メリットが盛りだくさんのはちみつを、間違った情報に影響されて摂取しないのはもったいないですよね。では、授乳中のママがはちみつを摂取するメリットをご紹介していきます。

授乳中のママがはちみつを摂取するメリット【疲労回復】

お産のダメージが回復しきる前に乳児のお世話に追われるため、産後は疲労が溜まりやすくなりますよね。はちみつに含まれる糖分は消化されるのが早いので、手軽に栄養補給ができます。体力低下を防ぐ効果もありますので「疲れたな」と感じたときには、はちみつがおすすめです。