生理後の吐き気は妊娠!?頭痛やめまいなどの症状も?原因と対処法は?

【医師監修】生理の前に吐き気などの不快な症状が出て、ブルーになる人は多いようですね。しかし中には生理後に吐き気を起こすという人も。そんな場合は妊娠や病気が原因の可能性もあるので注意が必要です。今回は、生理後の気になる吐き気の原因と対処法についてご説明します。

専門家監修 | 内科医 増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。...
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。2018年4月までカリブ海の病院にて診療に当たっていましたが、現在は子育てに専念するためNYにて主婦をしています。自分が子供を産んだ経験も踏まえたアドバイスを心がけています。

目次

  1. 生理後の吐き気はどうして起こるの?
  2. 生理前に吐き気を引き起こす原因
  3. 生理後の吐き気の原因その1.婦人科系の病気
  4. 生理後の吐き気の原因その2.胃腸炎
  5. 生理後の吐き気の原因その3.骨盤の硬さ
  6. 生理後の吐き気の原因その4.貧血
  7. 生理後の吐き気の原因その5.冷え性
  8. 生理後の吐き気は妊娠の可能性も?
  9. 生理の後に吐き気を起こさないための対処法は?
  10. 生理後の吐き気は予防もできる!

生理後の吐き気はどうして起こるの?

生理前や生理中に吐き気や頭痛、胸の張り、さらに強い眠気というような症状を感じる方は少なくありません。でもそんな症状が生理後にあらわれる場合があることをご存知ですか?

人によっては吐き気や頭痛、眠気だけでなく、めまいや下痢といったつらい症状に悩まされることもあるのだとか。今回はそんな生理後の吐き気の気になる原因や対処法、妊娠との関連性などについて解説していきます。

生理前に吐き気を引き起こす原因

生理が始まる前や生理中の吐き気の原因としてまず考えられるのは「プロスタグランジン」というホルモンの一種の影響です。プロスタグランジンには胃腸を収縮させる作用があるので、生理前の胃のむかつきや吐き気、場合によっては下痢を招く原因になってしまいます。

プロスタグランジンとは?

プロスタグランジンは子宮収縮を促すために分泌されるホルモンで、生理前から分泌量が増えます。経血の排出を早めてくれる働きがあるのですが、子宮の収縮と一緒にその他の血管も収縮しやすくさせてしまうのです。そのため胃や腸の働きも低下しがちになり、吐き気やむかつきを招きやすくなるのです。(※1)

その他にもプロスタグランジンには、発熱や痛みを感じやすくする作用もあり、生理中の頭痛や胸の張り、眠気などを引き起こすとされています。

生理前に強い眠気が起こるという人は多いようです。生理前の眠気や胸の張りといった不快感は、プロスタグランジンの影響でしょう。

胸の張りを生理前に感じるというケースも、症状としては比較的多いものです。人によってはあまり気にならない場合もあるようですが、つらさを感じるほど胸の張りがあるという人もいます。

増田陽子

内科医

ホルモンと言うのは意外にも、細かく指定した器官に作用するわけではありません。なのでその周りにも影響を及ぼしてしまいます。

生理後にもプロスタグランジンの影響が?

一般的に生理が終わるとプロスタグランジンも減少していきます。しかしホルモンバランスの乱れや体の不調など何らかの原因によって過剰に分泌されてしまうことがあるのです。(※2)そうなると生理後の体にも影響を及ぼして吐き気や頭痛、眠気、胸の張り、場合によってはめまいといった不快な症状が生理の後も残ってしまいます。

増田陽子

内科医

どちらもハッキリと区別がつくような違いはありません。なので妊娠の可能性がある女性は、特に注意してみてくださいね。

生理後の吐き気の原因その1.婦人科系の病気

そのようにホルモンバランスの崩れや体の不調などで、生理前からプロスタグランジンが多く分泌されていると、吐き気や頭痛、眠気、胸の張りなどが起こりやすくなります。症状が軽いものであればさほど心配はないでしょう。しかし生理後でも強い吐き気を起こしてしまう場合には、可能性として考えられていることがいくつかあります。

その1つとしてあげられるのが、子宮や卵巣などで発症する婦人科系の病気の可能性です。ただし子宮内膜症や子宮筋腫といった婦人科系の病気を発症している場合には、生理中や生理後だけでなく症状があらわれることもあります。いつ吐き気が起こるのか、日ごろからチェックしておくことも重要になってきます。

こんな症状にも要注意!

もしも生理後の吐き気の原因が婦人科系の病気だとすると、その他にも生理中以外の時期にも下腹部の痛みや不正出血といった症状をともなうことが多くあります。それらの他にも気になる症状があらわれていないかどうか、日ごろから注意してみることも大事です。

(不正出血については以下の記事も参考にしてみてください)

不正出血と排卵出血の違いは?原因は?生理との見分け方も!

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