生理後の吐き気は妊娠！？頭痛やめまいなどの症状も？原因と対処法は？

次に原因として考えられるのは胃腸炎です。もともと軽い胃腸炎になっている状態だと、生理前から分泌量が増えるプロスタグランジンの影響もあって胃腸への刺激が強まってしまい、症状が出やすくなることがあるのです。加えて、生理前から生理中はイライラしたり、気分が落ち込みやすくなる時期なので、そうしたストレスが引き金になる場合も考えられます。

特に食後に吐き気が起こりやすいという場合は、胃腸炎の可能性が高いと言えるでしょう。さらに腸へのプロスタグランジンからの影響が強い場合には腸の活動を活発にさせてしまうので、生理後に下痢の症状を引き起こすこともあります。

生理痛がひどいという方もよく聞きますが、生理後の下痢がつらいという場合もあるのです。生理が終わる時にもこうした強い不快感を感じる状態だと、生理の前は憂うつになってしまいそうですよね。

（妊娠に伴う胃の不調については以下の記事も参考にしてみて下さい）

骨盤は生理周期に合わせて開いたり、閉じたりしているものです。しかし、骨盤周りを圧迫するような悪い姿勢を日ごろ習慣にしていたり、運動不足の状態が続いていると骨盤周辺の筋肉が硬くなり、動きも悪くなるので血流が滞りやすくなってしまいます。

そのため胃腸のスムーズな働きにも影響を及ぼすことがあり、生理前だけでなく生理が終わった後でも吐き気を起こす原因につながる場合があるのです。

女性は生理で定期的に経血が排出されることもあり、男性よりも鉄分不足になりがちで貧血を起こしやすいです。貧血の主な症状には吐き気や頭痛、めまい、眠気のような倦怠感などがあげられます。生理の際に経血量が多いという方で、生理後の吐き気を感じる場合は貧血の症状の可能性も考えられます。

（生理の際の貧血については以下の記事も参考にしてみてください）

さらに、生理後の吐き気を招く原因とされているのが冷え性です。もともと女性の筋肉量は男性と比較すると少なめで、血行不良になりがちだということがわかっています。体全体の血管が収縮しやすいことによって頭痛や肩こりなどにもつながり、それが徐々に悪化することで吐き気を招いてしまうこともあるのです。

また排卵日が過ぎると分泌量が増加してくる「黄体ホルモン」の作用で体内に水分をため込み、むくみを起こしやすくなってしまいます。そしてリンパや血流の流れが滞りがちになってしまうため、吐き気や頭痛といったつらい症状があらわれることもあるのです。

（吐き気については以下の記事も参考にしてみてください）