生後1ヶ月の赤ちゃんの外出はいい?いつから?時間・頻度や注意点も

【医師監修】生後1ヶ月を迎え、新生児期を卒業した赤ちゃん。一緒に外出したいママもたくさんいますよね。今回は生後1ヶ月の赤ちゃんと外出をしていいのかどうか、外出の時間や頻度、注意点などについてご紹介します。疑問や不安を解消して、生後1ヶ月の赤ちゃんと楽しく外出しましょう。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 生後1ヶ月の赤ちゃんと外出してもいいの?
  2. いつから生後1ヶ月の赤ちゃんと外出できる?
  3. 生後1ヶ月の赤ちゃんとの外出時間や頻度の目安
  4. 生後1ヶ月の赤ちゃんとの外出時の持ち物は?
  5. 外出するときに注意しておきたいこと
  6. 心にゆとりを持って生後1ヶ月の赤ちゃんと外出しよう

生後1ヶ月の赤ちゃんと外出してもいいの?

新生児を卒業した生後1ヶ月の赤ちゃんは、身長や体重に加えて身体能力や五感も発達する、新生児期からの成長が著しい月齢です。産後のママも、生活リズムが少しずつ整い始めるので「息抜きに赤ちゃんと外出したい」と思うものですよね。では、赤ちゃんが生後1ヶ月になれば外出をしても良いのでしょうか?

(生後1ヶ月の赤ちゃんの成長については以下の記事も参考にしてみてください)

【生後1ヶ月】赤ちゃんの特徴や発育目安、育児の注意点!体験談あり

いつから生後1ヶ月の赤ちゃんと外出できる?

出典:https://www.pinterest.jp/pin/822540319438269206/

生後1ヶ月の赤ちゃんとの外出は、1ヶ月健診からが望ましいと考えられています。1ヶ月健診では、赤ちゃんの成長度合いや体調に問題はないか、先天性の異常がないかどうかを確認します(※1)。また、産後のママの子宮の様子や、母乳育児であれば母乳の出具合なども確認していきます。

赤ちゃんの身長や体重が順調に増加し、健診で異常が見つからなければ生後1ヶ月の赤ちゃんも外出が可能になります。外出について気になることがあれば、1ヶ月健診の際に相談すると良いですね。ただし、1ヶ月健診前でも「赤ちゃんの体重が増えない」「母乳やミルクを飲まない」といったトラブルがあれば、赤ちゃんを連れて産科を受診しましょう。

マキ先生

小児科医

体重が増えなかったり、ミルクやおっぱいが飲めない原因がお母さんにありそうなら産科でいいですが、鼻づまりだったり嘔吐が頻回だったりと赤ちゃん側に問題がありそうなときは、小児科を受診しましょう。


(産後1ヶ月のママの体調については以下の記事も参考にしてみてください)

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電車などの公共交通機関はいつから乗せていいの?

赤ちゃんが電車などの公共交通機関にいつから乗れるか、という明確な決まりはありません。1ヶ月健診で赤ちゃんの成長に問題がなければ電車などに乗せてもかまいませんが、積極的に利用するのは控えた方が良いでしょう。ママが他の乗客に気を遣いますし、人混みや電車などの揺れが赤ちゃんにも負担をかけてしまいます。

ただし、車を運転できない状況で遠方へ向かわなければならない場合は、電車やバスなどの公共交通機関を利用することになります。その際はベビーカーをたたんで乗車する、赤ちゃんの泣き声やおむつのにおいが気になるときはすぐ降りるなどして、乗車のマナーを守りましょう。

ベビーカーをたたまずに乗車すると、周りに迷惑をかけてしまいますよね。ベビーカーをたたむとしても、乗客が多い時間帯に電車などの公共交通機関を利用するのは避けたほうが良いでしょう。

生後1ヶ月の赤ちゃんとの外出時間や頻度の目安

1ヶ月健診で赤ちゃんの成長に問題がなければ、生後1ヶ月の赤ちゃんと外出ができるようになります。しかし、新生児を卒業したばかりの生後1ヶ月の赤ちゃんは、とてもデリケートです。そのため、外出する際には時間や頻度に配慮しなければなりません。ここでは、生後1ヶ月の赤ちゃんとの外出時間や頻度の目安についてご説明します。

生後1ヶ月の赤ちゃんと外出する時間はどれくらい?

生後1ヶ月の赤ちゃんとの外出時間は、短い時間から始めて、徐々に増やしていくようにしましょう。まずは5分からスタートし、10分、20分と少しずつ時間を延ばしていきます。

外出に慣れてくれば産後の息抜きにママの用事や買い物に連れて行ってもかまいませんが、生後1ヶ月の赤ちゃんにとっては、ベビーカーや抱っこ紐での長時間移動は負担になってしまいます。次の母乳やミルクの授乳時間も意識しながら、できる限り短時間で終わらせるよう心がけましょう。

(生後1ヶ月の赤ちゃんの授乳については以下の記事も参考にしてみてください)