排卵検査薬で妊娠しやすいタイミングを知ろう!いつから使う?陽性が出たら?

【医師監修】皆さんは、排卵検査薬を使用したことはありますか?排卵検査薬は、妊娠しやすいタイミングを知るために欠かせないアイテムです。この記事では「排卵検査薬を使うタイミング」「陽性が出たらどうするか」などについてお伝えします。妊娠したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

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専門家監修
増田 陽子
内科医 、救急医。平成22年St. Methew School of Medicine大学医学部卒業 、Larkin Hospital、J.N.F Hospitalにて勤務。日本医師資格に加え、・・・
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Contents
目次
  1. 排卵検査薬で妊娠しやすいタイミングを掴もう
  2. 妊娠しやすいタイミングはいつ?
  3. 排卵検査薬の仕組みや使い方は?
  4. 排卵検査薬はどのタイミングで使うの?
  5. 排卵検査薬の結果が出たらどうすればいいの?
  6. 排卵検査薬を上手に活用しよう

いざ排卵検査薬を使うとなった際に「どのタイミングで使えばいいの?」と悩んでしまう女性は多いものです。そこで、ここからは排卵検査薬を使うタイミングについてご説明していきます。正しい判定結果を得るためにも、排卵検査薬を使うタイミングは必ず理解しておいてくださいね。

排卵検査薬を使うタイミング

排卵検査薬を使うタイミングは、生理周期が整っていれば簡単に押さえることができます。基本的には、排卵予定日の3日前から使用を開始するのがベストです。排卵後から生理が始まるまでの期間は約14日間なので、逆算して「生理予定日の17日前から使用する」と覚えておくと良いでしょう。

増田 陽子

内科医

排卵検査薬は、排卵日が早すぎると検査薬に出なかったり、間違った使用方法で無駄にしてしまう場合もありますので、取り扱いには十分注意してください。

生理不順の場合はどのタイミングで使うの?

生理不順の場合は排卵日を予測しづらいため「排卵検査薬を使うタイミングが分からない」と悩んでしまう方も多いですよね。まずは、基礎体温やおりものの状態を細かくチェックしながら排卵日を予測してみましょう。「基礎体温が急激に低下する」「伸びるおりものが出る」といった状態であれば排卵検査薬も陽性になる可能性が高くなるでしょう(※3)。

体の変化をもとに排卵日の予測ができるようになったら、推定排卵日の3日前から排卵検査薬を使用してみてくださいね。

増田 陽子

内科医

慣れてくれば徐々に排卵検査薬のやり方やタイミングもスムーズに行えるようになります。ですので、あまり心配し過ぎずに行って下さい。

排卵検査薬の結果が出たらどうすればいいの?

では、最後に「排卵検査薬の結果が出たらどうすれば良いか」についてご説明していきます。排卵検査薬を正確に知るためには、自分の体の状態が「排卵前」と「排卵後」のどちらなのかを把握しておくことが重要です。


また、ここでは「薄い陽性になった場合」「濃い陽性になった場合」「陽性にならない場合」の3つのケースについて触れています。全てのケースについて把握しておくと、排卵検査薬をさらに上手く活用できるでしょう。

排卵検査薬の結果が出たら【薄い陽性になった場合】

排卵検査薬の結果が薄い陽性、いわゆる「うっすら陽性」であった場合、2つの可能性が考えられます。ひとつは「まだ排卵前で、近くに排卵を控えている状態」です。もうひとつは「すでに排卵後で、LHホルモンが減少している状態」です。初回の検査で薄い陽性がみられたら、まず排卵前であると仮定してタイミングをとりましょう。

薄い陽性が排卵前のものか、排卵後のものか判断するためには「継続して検査すること」が重要です。翌日も検査を行い、判定線が濃くなっているようであれば排卵前であると捉えて良いでしょう。「陽性の判定線が薄くなった」「陽性にならない」という場合は、残念ながら排卵後の反応であった可能性が高いと言えます。

排卵検査薬の結果が出たら【濃い陽性になった場合】

排卵検査薬の結果が濃い陽性であった場合は「LHホルモンがピークに達している状態」である可能性が高いでしょう。近いうちに排卵すると仮定して、早めにタイミングをとってください。陽性反応後36時間以内にタイミングをとると、妊娠率が上がるとされています。

また、濃い陽性が一度みられた場合に「もう排卵検査薬は使わなくてもいいかな」と考える方も多いのですが、数日間は検査を続けることをおすすめします。濃い陽性が続いている間は、まだ排卵前である可能性が高い状態です。判定線が薄くなるまでは、こまめにタイミングをとって検査しましょう。

排卵検査薬の結果が出たら【陽性にならない場合】