高温期4日目に体温が下がる?下腹部痛は着床と関係が?体験談あり!

【医師監修】高温期4日目で下腹部痛が感じられた場合、それは着床と何か関係があるのでしょうか?また、基礎体温に変化がある場合にはどのようなことが考えられるのか疑問に思う人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、高温期4日目のさまざまな変化を体験談をもとに紹介していきます。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 高温期4日目とはどの時期を指す?
  2. 高温期での変化
  3. 妊娠はいつから始まる?
  4. 高温期4日目に体温が下がるのはなぜ?
  5. 高温期4日目に体温が上がるのはなぜ?
  6. 高温期4日目に下腹部痛!着床の兆候?
  7. 高温期4日目の腰痛の原因とは?
  8. 高温期4日目にしておくべきこと
  9. 高温期4日目もいつも通りに

高温期4日目に体温が下がるのは黄体機能不全が原因かも

先輩ママ(妊活経験有)

40代前半

高温期の期間が短く、生理の出血も少ないので病院へ行ったら黄体機能不全と診断されました。高温期が短いと子宮内膜も薄くなりがちで、妊娠しづらい原因にもなるそうです。ホルモン剤をもらい治療を始めたら4カ月後に妊娠しました。

女性(妊活中)

30代

元々生理不順で、生理の期間も3日で終わる周期もありました。結婚して2年経っても子どもが出来ないので不妊病院に行ったら、ホルモンの分泌が人よりも少ないと言われました。その影響で生理出血も少なかったようです。今は薬を飲みながら不妊治療をしています。

高温期の日数が10日未満の場合は、黄体機能不全かもしれません。この黄体機能不全は、黄体ホルモンが少ない影響によって高温期が短くなる病気です。黄体ホルモンが少ないと高温期間が短いため、体温が下がるのも早くなる傾向があります。また、体温が下がる・上がるを行ったり来たりする場合もあり、放っておくと不妊症や不育症の原因にもなりかねません。

もし「私って黄体機能不全かな?」と感じた場合は、医師に相談しましょう。その場合は、基礎体温表を持っていくとスムーズに診察できます。黄体期に採血をして、黄体ホルモンの数値が低ければ、投薬治療を勧められるかもしれません。

黄体機能不全は保険適用で治療できます。「不妊治療は自費が多くてお金がかさむから…」と思っている人も、早めに治療に取り掛かることをおすすめします。

カズヤ先生

産婦人科医

黄体機能不全は着床障害に繋がるので、不妊治療の領域では治療が必須となっています。 具体的には黄体ホルモンを内服、あるいは座薬や注射で補充していきます。

(短い高温期については以下の記事も参考にしてみてください)

高温期が短ければ妊娠しにくい?原因と改善法とは?

1日程度下がるのはよくある事

YOTSUBA読者

30代前半

熱帯夜で暑苦しくてエアコンを一晩付けっ放しで寝ていました。翌朝起きると喉はガラガラ、足先はかなり冷たくなっていて体が芯から冷えていました。それからは冷風扇や冷媒敷パッドなどで暑さ対策をしています。

女性(妊活経験有)

30代前半

春や秋などは布団やパジャマの衣替えの季節でもあり、寝る時は暑かったのに朝方起きたら布団を被っていなくて体が冷え切っていた、ということはよくありました。そういう時はやはり基礎体温も下がってしまっていました。

高温期4日目で体温が下がる場合は、黄体機能不全などの疾患によるものもあります。しかし、ストレスの影響で下がる場合もあるのです。また、体温の測り間違いや、寝具のかけ忘れによる冷えからも影響を受ける場合があります。基礎体温を測る場合には、基礎体温に影響を与える以下の要因を避けましょう。

●朝起きてすぐの状態で布団に横になったまま測る
●体温計は窓際など冷えるところに置かない
●エアコンなどで部屋を冷やし過ぎない

中でも「体温計が冷える」のは冬の寒い時期に多く、窓際などの寒い場所に置いた体温計を舌下に入れ、口内までも冷えてしまう場合があります。体温計は枕下等、気温の影響を受けにくい場所に置きましょう。

高温期4日目に体温が上がるのはなぜ?

「体温が下がる」場合の原因を紹介しました。一方で「体温が上がる」場合はどのような場合なのでしょうか?。高温期4日目は黄体期のため、もともと体温が上がる時期です。しかし、さらに体温が上がる場合にはどのような影響を受けているのでしょうか?

基礎体温の計測方法によっては高くなることも

基礎体温を朝起きてトイレに行った後で測ったり、測り忘れたからと言って夕方などに計測していませんか?人間の体は、朝の起床時が一日の中で最低体温であると言われています。そして、体を動かし始めると血液の循環も良くなり、脳も活性化され、体温は次第に上昇していきます。このため、朝起きて体を動かした後の基礎体温ではいつもより体温が上がるなど、正しい結果にならないことが多いのです。

女性(妊活経験有)

20代後半

その日は寒い夜で、旦那に布団を取られて夜中目が覚め、それを何度か繰り返した朝、高温期だった体温が排卵日ほどにいっきに下がりました。 高温期だと思っていたのは違ったのかもしれないと焦りましたが、翌日持ち直しました。 きっとあの寒さと、夜中何度も目覚めたせいだろうと思います。

女性(体外受精経験有)

30代後半

休日の朝、寝ぼけながら検温した際に「あ、今日は休みだ」と思い、二度寝をしてしまいました。二度寝から目が覚めて「あれ?さっき基礎体温何度だったっけ?」となり、再度検温したら37.5℃超え。「いやいやいや、違う違う」と慌てました。二度寝をすると体温が高くなるようです。

先輩ママ

30代前半

腹巻を巻いたまま寝てしまった時や休日でいつもよりのんびり寝ていて計測時間が遅くなると体温は高くなりがちでした。

「二度寝後ならいいよね?体起こしてないし、寝ていたし」と思うこともあるでしょう。しかし、二度寝後の検温もおすすめできません。それは、一度目を覚ましたときに脳が「起きた」と判断するからです。その後また寝ても体内では活動を始めています。このことから、二度寝後の体温は基礎体温としてはふさわしくないと言えるでしょう。