高温期5日目の症状!着床の影響で下腹部痛?体温に変化はある?体験談も!

【医師監修】高温期に入ると体温が高くなるのはもちろんですが、高温期5日目に着床の症状などは現れるのでしょうか?それともやはり高温期5日目ではまだ感じられないのか気になりますよね。ここでは、皆様から寄せられた体験談を交えつつ、高温期5日目の体の様子について紹介します。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 高温期5日目の体内ではなにが起きている?
  2. 高温期5日目の受精卵は着床前の胚盤胞
  3. 高温期5日目の基礎体温の変化はある?
  4. 高温期5日目に下腹部痛を感じるのはなぜ?
  5. 高温期5日目のおりもの状態は?
  6. 高温期5日目に感じるその他の症状
  7. 高温期5日目にフライング検査は早い?
  8. 高温期5日目の行動が妊娠に影響するかも
  9. 高温期はまだ始まったばかり

高温期5日目の体内ではなにが起きている?

妊娠を目指す人にとって高温期の一日一日はとても重要ですよね。今回この記事では高温期5日目について紹介します。まず始めに、高温期5日目に体内で起きている変化に注目して紹介します。この時期、体の中では何が起きていているのでしょうか。

高温期5日目の受精卵は着床前の胚盤胞

排卵後、精子と受精した受精卵は卵管内を移動しながら細胞分裂をしていきます。始めは1個の細胞だった受精卵が、2分割、4分割、8分割と繰り返し、その後桑実胚(そうじつはい)を経て胚盤胞(はいばんほう)まで成長します。順調に分裂が進み、卵管の移動も滞りがなければ高温期5日には胚盤胞となり、子宮内まで到達するのです。

(受精から着床までのステップについては以下の記事も参考にしてみてください)

受精から着床までの期間について!受精日はいつ?自覚症状はある?

着床はいつ?

子宮内にやってきた受精卵はその後、約2日間子宮腔内を浮遊し子宮内膜へと着床をし始めます。受精卵が完全に着床するまでには約5日要します。

モデルケースとしては、高温期5日目に子宮腔内に到着し、高温期7日目で着床をし始め、高温期12日目で着床完了するでしょう。着床期には吐き気や出血などがある人もいます。この吐き気などの症状は着床症状と呼ばれているのです。

女性(妊活中)

30代

体外授精について知るまでは胚盤胞という存在を知りませんでした。 お腹の中で起きている神秘を想像しながら、プカプカ浮きながら着床のタイミングを待っていると思うとその頃から可愛く思えます。 イメトレも大切な妊活です。

女性(人工授精経験有)

30代

私の場合、高温期13日目に500円玉程度の出血があったためその辺りで着床したんだと思います。体外受精でホルモン補充周期の場合は、子宮が充血しやすく出血する方が多いそうです。

染色体異常などの原因で分裂が途中で止まってしまったり、卵管部分で着床をし始める受精卵もあります。その場合は妊娠できずに生理がきてしまったり、異所性妊娠となってしまい、残念ですが妊娠を継続することができません。

(着床時期については以下の記事も参考にしてみてください)

着床時期はいつから?症状はでる?受精後の体調変化とは?

高温期5日目の基礎体温の変化はある?

基礎体温は妊活・不妊治療の基本です。そのため、基礎体温を測っている人は多いでしょう。基礎体温は生理のリズムを知れるほか、排卵の時期や低温期から高温期への移行の際の上昇具合など、妊活・不妊治療に役立つ情報が詰まっています。

女性(妊活経験有)

35歳

私の場合、5日目に必ず体温が下がります。 4日目に下がった場合は5日目も低いままです。 なぜかはわからないのですが、必ずです。

そして、5日目からオリモノも変化します。排卵後のベタベタから、少し水っぽくなります。 妊娠した時もしなかった時もそうなので、多分そういう体質?なのかなと思います。

高温期5日目ともなれば、高温期と低温期との差がグラフでハッキリと分かるようになってきます。もし「高温期に入ったはずなのに体温が不安定」「なかなか上がらない」と感じる人は、ぜひ下記を参考にしてみてくださいね。そして、当てはまるものがあれば今後改善していくように努めましょう。

高温期5日目であればしっかり高温期に入っているはず