赤ちゃん・新生児の枕はタオルの方が良い？いつから必要になるの？

いらないと言われているのにもかかわらず、赤ちゃんの枕は数多く売られています。必要ないといわれているのに無くならないのには、何かわけがあるのでしょうか。

赤ちゃんの頭はとても柔らかいです。ずっと寝ている状態の赤ちゃん・新生児は、寝ている姿勢の癖によっては特定の場所ばかりが圧迫されて頭の一部が絶壁のように変形することもあります。そのため、いらないとわかっていても枕を使用したいと思うパパママは少なくありません。

寝返りができたりお座りができるようになってくる赤ちゃんの成長にしたがって、寝転がっている時間も減ってきます。次第に頭蓋骨も硬くなっていくので、頭の形への影響を心配する必要もなくなってきますが、重度の変形は大人になっても治りにくいこともあるようです。

しかし、頭の形の変形によって脳の発達が妨げられるわけではありません。将来的に形をきれいにしたいと思って使用するのであればタオルでも代用できます。変形を防ぐためには、寝る姿勢の癖を付けないようにすることが大切です。癖になっている寝方と反対の方向に向かせて、背中にたたんだタオルを挟んであげるだけでも癖を直すことができます。

母乳やミルクを飲むときに空気も一緒に飲み込んでしまうので、授乳後は背中をさすってゲップをさせるのが授乳マナーになっていますね。しかし、うまくゲップができなくて吐き戻しをしてしまうこともあります。吐き戻しが喉に詰まって窒息事故になってしまうのを、枕の傾斜が防いでくれるメリットもあります。

そんなときに枕を選ぶ場合、5～10度くらいの軽い傾斜がついているくらいの枕がいいでしょう。しかし、タオルを使用する方がすぐに交換できて衛生的ともいえます。

赤ちゃん・新生児は新陳代謝が活発です。汗もたくさんかくので、タオルなどの汗を吸収する素材の枕が最適でしょう。汗をかいたり吐き戻たりしても、すぐに取り換えてあげることができますし、こまめに換えることであせもの予防にもなります。

（赤ちゃんの吐き戻しについては以下の記事も参考にしてみてください）

「枕を使いたい」というママも多いようですが、タオルではなく枕を使うことのデメリットを下記に挙げてみます。なるほど、と思ったら「タオル枕」の作り方への興味も湧いてくるのではないでしょうか。作り方はいたって簡単ですので順を追ってみていきましょう。

赤ちゃんや新生児の背骨がCカーブを描いていることは前述しましたが、体系に合った寝かせ方について考えてみましょう。まず、無理な高さの枕で寝かせることは骨格の負担につながります。赤ちゃんや新生児は枕を使わずにそのまま布団に寝かせてあげるだけで、頭は支えられます。逆に枕による無理な姿勢が赤ちゃんの安眠を妨げてしまいます。

大人は枕があると眠りやすいように、赤ちゃんは枕がない方が眠りやすいのです。赤ちゃんや新生児の安眠のためにも、タオルで工夫してみましょう。

赤ちゃんや新生児は、新陳代謝が活発なので汗をかく量も多いです。しかし、枕や枕カバーを頻繁に取り換えるためにはかなりのアイテムを用意しなくてはなりませんし、同じものの使いまわしは不衛生にもつながります。

そこで、布団にバスタオルを敷いて寝かせてあげることをおすすめします。しかし、どうしても枕を使いたいというパパママには、タオルを代用することをおすすめします。タオルなら汚れたら頻繁に洗濯できて衛生的ですし、成長に合わせて工夫することができます。