【医師監修】排卵痛があると妊娠する確率が高いというのはウソ!正しいタイミングは?
妊娠しやすいタイミングの目安として排卵痛があるときが妊娠しやすいと言われています。妊娠をしたい人は聞いたことがあるかも知れませんが、果たしてこれは本当なのでしょうか。排卵痛があればどんば場合でもいいのでしょうか。本当に妊娠しやすいタイミングをご説明します。
排卵出血の他に「着床時出血」があります。生理の始まりから2週間後の出血は「排卵出血」、生理の開始から3週間後の出血は「着床時出血」という目安で判別します。もしも、「着床時出血」の期間中に出血が見受けられたら、妊娠も考えられるので、妊娠検査薬を用いた検査をして下さい。
カズヤ先生
産婦人科医
私個人の考えとしては、「着床時出血」をあまり参考にする必要はないと思います。あくまでこのように考えている方もいらっしゃる、という紹介になります。
妊娠しやすいタイミングで性交する
さて、排卵痛があるということは妊娠する準備ができているということです。妊娠の確率を上げるためには、最も妊娠しやすいタイミングで性交することが大事です。排卵日を確実に予測することは難しいですが、より正確に予測することは可能です。
排卵前に性交するほうが妊娠する確率が上がるという調査報告もあります。排卵日2日前に性交した夫婦が妊娠する確率が高かったことから、排卵の2~3日前から排卵後1日にかけて性交するのがよいタイミングと言えるでしょう。可能であるならば排卵前の4日から性交を始めるとさらに妊娠の確率は上がります。
カズヤ先生
産婦人科医
排卵日付近の性行為回数と妊娠の確率には相関関係があります。
妊娠検査薬を使うタイミング
妊娠しやすいタイミングで性交を行って妊娠できたかが気になり、早く妊娠検査薬を使いたいという方もいるでしょう。しかし、妊娠検査薬は正しく使用しないと誤って逆の検査結果を信じ、せっかく妊娠していたにもかかわらず、妊娠中のタブーを犯してしまうことにもなりかねません。
一般的な妊娠検査薬は生理開始予定日の1週間あとから使うことと明記されています。説明書をよく読んで正しい使用法で結果を判別しましょう。
排卵日を予測しよう!
排卵痛もあり妊娠したいのであれば、妊娠する可能性の高い時を予測する必要があります。そこで重要となるのは排卵日です。排卵日を100%的中させるのは難しいですが、いくつかの方法を用いて確率をアップさせることはできます。
基礎体温で排卵日を予測してみよう!
排卵日を予測するためには基礎体温を把握することが大事です。基礎体温を計測して自分の生理周期における高温期と低温期、排卵期と排卵日がいつ頃起きるかを把握しましょう。
(基礎体温については以下の記事も参考にしてみてください)
排卵検査薬で排卵日を予測してみよう!
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