赤ちゃん・新生児の白湯はいつから飲ませるの?便秘に効果的なの?

【医師監修】主に母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんや新生児に、「いつから白湯を飲ませていいのか?」「白湯は便秘解消などに役立つと言われているけど、赤ちゃんや新生児にも効果的なのか?」と、悩む方もいる思います。そんな白湯についての認識を深めてみませんか?

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専門家監修
新井昇子
3歳男児と7歳女児の子育て中の小児科医です。現在は、魔法の子育てセミナー、個人セッションも行なっております。子育ての経験と心理学・医学的知識、・・・
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Contents
目次
  1. 赤ちゃんや新生児に白湯は必要なの?
  2. 白湯はいつから飲ませるの?
  3. 赤ちゃんや新生児にとって白湯の効果とは?
  4. 白湯を与える適量とタイミング
  5. 白湯の作り方と注意点
  6. 赤ちゃんに合わせて白湯を飲ませましょう

離乳食に備えて母乳やミルク以外の味に慣れさせたい場合、白湯は生後5か月くらいを目安に与え始めましょう。赤ちゃんは基本的に母乳やミルクが大好きです。最初はいつもと違う味にびっくりして、はき出してしまうかもしれません。しかし、無理強いする必要はありませんので赤ちゃんのペースに合わせて少しずつ与えてくださいね。

赤ちゃんや新生児にとって白湯の効果とは?

出典:https://www.pinterest.jp/pin/37717715617601418/

白湯というと、大人には冷え性改善や便秘解消などの効果が期待されていますが、赤ちゃんはどうなのでしょうか?もちろん白湯は赤ちゃんにも便秘改善の手助けをしますし、ほかにも赤ちゃんならではの効果が見込めます。

ただ赤ちゃんの胃袋は小さいので、白湯を与えすぎるとすぐに満腹になってしまいます。肝心の母乳やミルクを飲めず栄養が不足してしまうことがないよう、白湯の与えすぎには注意してくださいね。

赤ちゃんや新生児にとって白湯の効果【便秘の改善】

白湯を与える利点として、便秘を改善させるという効果が大きいでしょう。ただ、赤ちゃんが母乳やミルクを飲んでいる間は、あまり便秘で困ることはありません。したがって、赤ちゃんが水分を摂取する量が減り、尚且つ便秘にかかりやすくなる事が予想される「離乳食を始める時期」にあげるのが効果的でしょう。

うんちが出なかったり、うんちが硬い日などは、赤ちゃんの様子を見ながらお風呂上がりのときなどに白湯を与えてみてはいかがでしょうか。ただし新生児が便秘の場合は、白湯ではなくできるだけ母乳やミルクを優先して与えてくださいね。

(新生児のうんちについては以下の記事も参考にしてみてください)

新生児のうんちの回数や色は?便が水っぽい時の体調はどうなの?
新生児・赤ちゃんの便秘を解消したい!出ない原因を月齢別に紹介!

赤ちゃんや新生児にとって白湯の効果【赤ちゃんや新生児の混合育児の準備】

赤ちゃんに哺乳瓶も使えるようになってもらえると、ママは助かりますよね。白湯を哺乳瓶で与えることは、赤ちゃんにとって哺乳瓶に慣れるいいきっかけになります。

今まで母乳を飲んでいた赤ちゃんは、哺乳瓶の扱いがうまくできません。いきなりミルクを哺乳瓶で与えても、赤ちゃんは上手に飲むことができず、哺乳瓶とミルクそのものに苦手意識を持つ恐れがあります。まずは、白湯で哺乳瓶に慣れさせる練習から始めるといいですよ。

赤ちゃんや新生児にとって白湯の効果【赤ちゃんや新生児の虫歯予防】

赤ちゃんの乳歯や歯茎など口内を清潔に保つことは、虫歯予防につながります。授乳や離乳食のあとに白湯を与えると、口の中が洗われてきれいになり、虫歯予防として効果を期待できます。

赤ちゃんに限ったことではありませんが、口の中は敏感です。口内を触られることに慣れていない赤ちゃんは、歯ブラシやガーゼを嫌がるかもしれません。口内環境を整えるためにも、食後に白湯を飲む習慣がつけられるといいですね。

白湯を与える適量とタイミング

白湯を与える場合は、赤ちゃんや新生児ののどが渇いてるときがいいでしょう。具体的にはたくさん遊んだあとや、お風呂上がりなどですね。授乳や離乳食の頃合いに白湯を与えると、満腹になって食事が進まなくなります。したがって、食前の白湯の量には注意が必要です。

白湯は赤ちゃんの月齢が低いうちは哺乳瓶で与えるのが基本ですが、離乳食前の場合はスプーンで口に含ませると、マグやコップで飲む練習の第一歩になりますよ。

白湯を与える適量とタイミング【赤ちゃんや新生児に白湯を与える量】