赤ちゃんヘルメットとは?治療・矯正用、自転車や室内転倒対策も!

【医師監修】「赤ちゃんヘルメット」は赤ちゃんの頭の変形を治療、矯正するためのものです。しかし最近は室内での転倒防止用の柔らかいスポンジで出来たものや、自転車に乗せる為の固めのものまで種類はさまざま。今回は赤ちゃんから幼児期まで使えるヘルメットについて説明していきます。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 赤ちゃんヘルメットって? どんな時に使うの?
  2. 治療や矯正用の赤ちゃんヘルメットってどんなもの?
  3. 赤ちゃんを自転車に乗せる時にはヘルメットを!
  4. 自転車用の赤ちゃんヘルメットはどう選ぶ?
  5. 転倒防止用の赤ちゃんヘルメット
  6. 防災用品として
  7. 赤ちゃんの好きな色やキャラクターを選んであげましょう

フローリングに柔らかいマットを敷くなど、家庭でできることもあります。しかし、転倒して頭を打ってしまわないように赤ちゃんヘルメットを被らせることも1つの有効な手段です。

マキ先生

小児科医

特に10か月前後のつかまり立ちの時期から歩行が安定する1歳半くらいまでは、転倒のリスクがとても高くなります。赤ちゃんは頭が重く、バランスが取りづらいのと、受け身もあまり得意ではありません。大切な頭を守るために、家庭での対策を強化し、必要であればヘルメットの装着も検討しましょう。

転倒防止用の赤ちゃんヘルメットはデザインが豊富

転倒防止用の赤ちゃんヘルメットは、矯正や自転車に乗る時と違い、強い衝撃を考慮したヘルメットではありません。そのため、柔らかい素材のものや、かわいいデザインがいろいろとあります。ママと赤ちゃん双方好みのものが見つかるといいですね。

室内での転倒防止のためとはいえ、ヘルメットを嫌がる子供は少なくありません。そんな時には少しでも衝撃を吸収してくれるように、外出用の柔らかい素材でできた帽子を被せるのも一つの方法です。

防災用品として

防災用の赤ちゃんヘルメットは、日常では使用しません。しかし、地震や火事をはじめとする災害が起きた時、防災用の赤ちゃんヘルメットがあると安心です。防災用品と聞くと非常食や避難道具が思い浮かぶかもしれませんが、その時にぜひ赤ちゃんの頭を守るものも用意してあげてください。

災害時には室内にいたとしても棚上からの物の落下してくる恐れがあります。さらに、屋外もがれきや風で物が飛んだり落ちてきたりすることもあり、けがの危険が高まります。準備しておけばいざという時に安心して行動できるので、防災用品の中に子供の安全に関する道具も揃えておくとよいでしょう。

防災用に購入した品は、試着したり使ってみたりせずにそのまま保管しておくことも多いものです。赤ちゃんヘルメットを防災用に購入した場合、装着のしやすさや子供が嫌がらないかなどを確認しておいた方がよいでしょう。

ヘルメットでなく防災ずきんでも

大人が防災に備えて用意するようなヘルメットは、子供が嫌がってしまうかもしれません。その場合は、防災ずきんを試してみてはいかがでしょうか。防災ずきんにする場合は素材のしっかりしたものを選んであげるのがポイントです。「防炎」「難燃」「耐衝撃性」など、防災に有効か性能表示をしっかりと確認して購入しましょう。

(防災についてはこちらの記事も参考にしてください)

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赤ちゃんの好きな色やキャラクターを選んであげましょう