新生児・赤ちゃんのしゃっくり、止め方と原因は?多い時の対処とは?

新生児や赤ちゃんはよくしゃっくりをしますが、あまりにも多いときや長時間続いているときは「大丈夫かな?」と心配になってしまいますよね。今回は新生児や赤ちゃんがしゃっくりをする原因や止める方法、止めるときに注意したい点などをご紹介します。

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Contents
目次
  1. しゃっくりってどうして出るの?
  2. 新生児や赤ちゃんにしゃっくりが多い原因は?
  3. 新生児や赤ちゃんはしゃっくりをしていると苦しいの?
  4. 新生児や赤ちゃんのしゃっくりが多い時の対処法は?
  5. 新生児や赤ちゃんのしゃっくりを止める6つの方法
  6. 新生児や赤ちゃんのしゃっくりを止めるときに注意すること
  7. 新生児や赤ちゃんのしゃっくりが止まらないのは病気が原因?
  8. 新生児や赤ちゃんの長引くしゃっくりは病院に行くべき?
  9. 新生児や赤ちゃんのしゃっくりは自然なこと

6. 新生児や赤ちゃんのしゃっくりを止める方法【体を温める】

濡れたおむつ以外でも気温が低く赤ちゃんが寒さを感じると体温が下がり、それがきっかけでしゃっくりが出ることもあります。冬場やお風呂上りはもちろん、夏でもエアコンの効きすぎなどは注意が必要です。

しゃっくりをしている赤ちゃんの体温が下がっていると感じたら、しゃっくりを止める方法として適度に服を着せたりまたは温かいガーゼやタオルで身体を温めてあげましょう。

新生児や赤ちゃんのしゃっくりを止めるときに注意すること

新生児や赤ちゃんのしゃっくりを止めるために大人と同じ方法で止めることはしないようにしましょう。大人の場合、しゃっくりを止めるための方法として下記のやり方があります。

大人の場合は息を止める

しゃっくりの止め方として最もメジャーなのが「息を止める」という方法ですよね。これは息を止めることで血液中の二酸化炭素の濃度を増やしてしゃっくりを抑え、また、しゃっくりの原因である横隔膜のけいれんを一時的に止めるというやり方です。

大人の場合20~30秒ほど息を止めて我慢しますが、赤ちゃんの場合10秒ほどでも酸素がない状態になると脳にダメージが出てしまう可能性があり、とても危険です。

驚かせて刺激を与える

しゃっくりを止めるために「ワッ」と驚かせるという方法も耳にしたことがあるかもしれません。これはびっくりすることで神経に刺激を与えてしゃっくりを止めるという方法ですが、赤ちゃんを驚かせることは体に負担をかけてしまったりびっくりして泣き出してしまうことがあります。

耳の穴に指を入れる

耳の中にしゃっくりを止める神経に関係するツボがあると言われており、耳の穴に指を入れて刺激を与えてしゃっくり止める方法です。これだけでしゃっくりが止まることが多いと言われていますが、赤ちゃんに行うと赤ちゃんの皮膚はとても薄くデリケートなため、ケガをしてしまう恐れがあります。

上記の他にもさまざましゃっくりを止める方法がありますが、大人にとっては効果のあるしゃっくりの止め方でも、身体が未発達な赤ちゃんにとっては危険な行為になる可能性があるので決して試さないように注意しましょう。

新生児や赤ちゃんのしゃっくりが止まらないのは病気が原因?

新生児や赤ちゃんは頻繁にしゃっくりをします。自然に治まったり、原因をみつけて対処をすれば短時間のうちに治まることがほとんどですが、なかには病気のサインであるしゃっくりもあります。長時間続くしゃっくりや、しゃっくりの途中で呼吸が息苦しそうにする、普段よりよだれが多かったり吐いたりするといった兆候が見られた場合には病院を受診しましょう。

また、新生児~6ヶ月くらいまでの赤ちゃんがしゃっくりを多くすると言われていますが、離乳食を始めた赤ちゃんのしゃっくりの場合、口にした食品のアレルギー反応でしゃっくりをしている可能性があります。しゃっくりと同時に咳やじんましん、鼻水などの症状が見られる場合には、かかりつけの医師に相談をしてみましょう。

新生児や赤ちゃんの長引くしゃっくりは病院に行くべき?

通常、しゃっくりは数分~数十分で治まることがほとんどですが、数日経っても治まらない状態を「難治性しゃっくり」と言います。「難治性しゃっくり」には、脳の病気が隠れている可能性があるため病院を受診した方が良いでしょう。

しゃっくりが何日も続くと身体が未発達な赤ちゃんは疲れてどんどん衰弱してしまい、食事が摂れなくなったりぐったりしてしまいます。しゃっくりだけで病院へ行ってもいいの?と不安に思わずに赤ちゃんのためにしっかりと病院の先生に相談しましょう。

(新生児や赤ちゃんの体調不良については以下の記事も参考にしてみてください。)

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