乳児湿疹って何？新生児の顔のブツブツはいつまで続くの？

新生児を過ぎると皮脂の分泌が急激に低下するために、皮膚が乾燥しやすくなります。乾燥も乳児湿疹の原因の一つです。乾燥することで皮膚の水分が蒸発してしまいカサカサになってきます。乾燥肌になるとかゆみが生じるため二次感染の恐れが出てきます。かゆくて爪などで掻き壊したところから菌に感染してしまうからです。

この場合、乾燥を防ぐ保湿が必要になります。入浴後や沐浴などの後には保湿クリームやローションを塗ってあげると良いでしょう。赤ちゃんでも使える低刺激の保湿剤は薬局で購入できます。

（赤ちゃんの肌トラブルについては、以下の記事も参考にしてみてください）

赤ちゃんの爪は薄くて皮膚に傷をつけやすい状態です。また、大人よりも爪の延びるスピードが速いと言われています。湿疹などが出来てかゆいところを無意識に掻くことで炎症を起こし、湿疹が治りにくくなってしまいます。ばい菌などにも感染しやすくなるのでこまめに爪を切ってあげましょう。

赤ちゃんはとても汗をかきますし、新生児期には皮脂の分泌も激しいために寝具などが汚れやすい状態です。汚れた寝具に寝かせることで乳児湿疹が悪化することもあります。シーツなどは毎日取り換えることが理想です。また、敷布団、掛布団などは布団乾燥機を使うと湿気も取れて赤ちゃんも快適に寝られますね。

天気の良い日には外に布団を干すことで殺菌効果もあります。出来るだけ赤ちゃんが触れるものは清潔に保つことで乳児湿疹の予防にもつながるでしょう。

（新生児の爪切りについてや赤ちゃんの寝具について、以下の記事も参考にしてみてください）

初めての赤ちゃんだったりすると、ちょっとした変化にも一喜一憂してしまう新米ママさんは多いものです。特に新生児期にはまだ小さく何か変わった症状が出るとすぐに病院で診てもらいたくなるでしょう。乳児湿疹の場合、さほど酷くない場合には検診の時に聞いてみるだけでも充分でしょう。

ただ、湿疹の症状が酷かったり、体全体に出来てしまったなどの場合には受診をお勧めします。また、かゆみが強いあまりに赤ちゃんが引っかいたり、眠れないような時には担当の医師に相談してみましょう。一人で悩むことは良くありません。不安な場合には遠慮せずに保健所や病院に相談してみるのが良いでしょう。

赤ちゃんの肌はデリケートにできています。新生児期の皮脂の多さと新生児後の乾燥の差もありますから、その時の症状によって対処してあげたいものですね。皮膚にはたくさんの菌も付きますから清潔を保つことが大事です。乳児湿疹がその後のアトピー性皮膚炎に繋がらないように赤ちゃんのお肌のケアは充分してあげると良いでしょう。

まだ、自分の言葉で何も伝えられない赤ちゃんですから、お母さんが気づいてあげなくてはいけない時期です。正しいお肌ケアの仕方を覚えて、赤ちゃんが快適に過ごせるように気を付けてあげると良いですね。