受精から着床までの期間について!受精日はいつ?自覚症状はある?
【医師監修】子どもが欲しいと思っても直ぐに妊娠出来るとは限りません。そんな時に受精日から受精卵が着床するまでの流れを知っておくと、妊娠しやすいタイミングついて知ることが出来ます。今回は受精日がいつなのか、どのように受精卵が子宮内膜に着床するか詳しく説明します。
卵巣から放出された卵子は卵管采(らんかんさい)から卵管へ進み、少し奥の卵管膨大部(らんかんぼうだいぶ)で精子を待ちます。何億匹の精子が卵子に群がり、その中の一つだけが卵子と受精できるのです。精子は卵子の膜を破って侵入するのですが、侵入と同時に卵子の周りに膜が張られ他の精子の侵入を防ぐしくみになっています。
解剖学の動画なので細胞分裂の内容など少し難しいところが出てきますが、排卵し受精して子宮に着床するまでの動きや、卵巣の位置・卵管の造りなどがよくわかりますね。
着床のしくみとは?
精子と卵子が受精して誕生したものが受精卵です。この受精卵が卵管から子宮を目指して移動し、子宮内膜に着く事を着床といいます。お母さんと赤ちゃんをつなぐ胎盤は、受精卵が着床し終えた部分から造られるのです。
(着床については以下の記事も参考にしてみてください)
受精から着床までのステップ
卵管から子宮に向かう間、受精卵は何度も細胞分裂を繰り返します。受精卵はどの様に変化するのでしょうか?受精から受精卵が着床するまでの日数はどれ位かかるのでしょうか?くわしく見ていきましょう。
受精卵が着床するまでの流れ
卵管膨大部で卵子と精子が出会うと受精卵ができ、受精卵ができた日を受精日といいます。ここから受精卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮へと移動するのです。細胞分裂とは、受精卵一個の大きさはそのままで、いくつかの細胞に分かれながら成長すること。受精卵は最終的に胞胚になります。
卵割は受精卵の初期の細胞分裂のこと。卵割によって受精卵は2つにわかれ、この時期を2細胞期といいます。その後、細胞が4つ8つと分裂して4細胞期、8細胞期と続き、16個以上に細胞が分裂した受精卵が桑実胚(そうじつはい)です。この次に胞胚が出来上がり、胞胚が子宮内膜に入り込むと着床となります。
受精卵が着床するには、受精日からどれ位かかる?
受精日から着床するまで1週間ほどの日数がかかると言われています(※1)。もちろん、受精から着床までの期間には個人差があって、早い人で5日、遅い人だと10日程の日数がかかることも。あくまでも目安として考えてくださいね。
受精日はいつ?
妊娠すると体調や精神面でバランスを崩すことがあります。つわりに悩まされる方もいるでしょう。安定期に入り心や体に余裕が出てくると、実際に受精した日はいつだったのか知りたくなるかもしれませんね。受精日を知ることはできるのでしょうか?赤ちゃんが出来た日はいつを指すのでしょうか?
排卵日と受精日
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