おりものが黒い原因と対策！病気の可能性も？生理前に出たら要注意！

子宮腺筋症とは子宮内膜細胞と似た組織が何らかの原因で子宮筋層に入り込み、内部でだんだんと広く深く異常増殖していく病気です。自覚症状はない場合が多いのですが、進行すると子宮周辺にも炎症が広がり腫れていきます。子宮が大きくなるため出血が異常に多い過多月経やそれに伴う貧血、ひどい生理痛などの症状が出てくるでしょう。

30代後半～40代の女性によく見られる病気で、子宮筋腫を発症した人のうち30～50%が子宮腺筋症も発症しています。流産や帝王切開術などの手術を受けたことがある人、経産婦に発症する事が多いです。

更年期で女性ホルモンの分泌が減った際に、膣壁が縮んだり乾燥することで内部に傷ができたり、細菌が繁殖して炎症が起こる病気です。おりものは悪臭がして、色は赤や茶褐色、黒、ピンクや黄色になることもあります。

毛じらみというと髪の毛の病気のイメージを持っている方も多いのですが、性交によって陰毛に感染することがある性病の一種です。感染するとシラミが皮膚から血を吸うことで強烈な痒みがあり、黒い点のようなしみが下着につくようになります。

シラミは次々に卵を産み駆除するのにとても時間がかかってしまうので、異変を感じたら早めに病院を受診しましょう。これらの他にもおりものの変化で気づく病気があります。

（おりものが黄色の場合については以下の記事も参考にしてみてください）

黒いおりものは、膣内に残っていた生理の血液とおりものが混ざってできた場合があります。黒いおりものが出るのが一時的な場合は問題ありません。しかし生理が終わらず出血が続く場合や、黒いおりものが続く場合。またおりものの量が普段より多い、腹痛を伴うなどの症状が見られる場合は、なんらかの病気のサインかもしれません。

特に黒いおりものが出る場合は、子宮内部が傷つき剥がれ落ちた内部の組織などがおりものに混ざって起こっている場合があり、子宮に関係する病気の可能性があります。早急に産婦人科を受診しましょう。

子宮頸がんや子宮体がんなどは発見が早くすぐに治療すれば治る病気です。逆に発見が遅れることで大事に至ることもあるので、自己判断をせず不安があれば医師に相談することが大切です。

おりものは女性の身体の健康のバロメーターであり、その色や量、臭いや状態の変化を見ることで病気に気付けます。また生理がこない場合には、おりものから妊娠の可能性を知るきっかけになることもあるでしょう。

日頃からおりものをよく観察しておけば変化に気づくことができ、病気の早期発見に繋がります。特に生理前に黒いおりものが続く場合は婦人科系の病気の可能性があるので注意が必要です。できるだけ早くお医者さんに相談しましょう。