新生児が寝ない!夜に赤ちゃんが寝ぐずりするときの原因や対策は?

【医師監修】新生児の育児に期待を膨らませていても、実際子育てをしてみると「新生児が夜寝ない」と困っているママさんも多いのではないでしょうか?新生児の赤ちゃんは夜寝る子もいればほとんど寝ない子もいます。この記事では新生児が寝ない原因、寝ぐずりする原因や対策などを紹介していきます。

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専門家監修
新井昇子
3歳男児と7歳女児の子育て中の小児科医です。現在は、魔法の子育てセミナー、個人セッションも行なっております。子育ての経験と心理学・医学的知識、・・・
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Contents
目次
  1. 新生児の1日の睡眠サイクル
  2. 新生児が昼も夜も長い時間寝ないのはなぜ?
  3. 新生児が夜に寝ぐずりする原因は?
  4. 新生児が昼夜寝ない時の対策
  5. 新生児が寝ない時に使える方法やアイテム!
  6. 新生児の中には泣かない子もいる?
  7. 新生児が寝ない時は家族に協力してもらいましょう

新生児の1日の睡眠サイクル

新生児の赤ちゃんを育てているママでも、新生児の睡眠サイクルを知らないママは多いのではないでしょうか?睡眠サイクルを知ることで、なかなか寝てくれない赤ちゃんに対応できるようになります。新生児の赤ちゃんの1日の睡眠時間は、平均15〜20時間です。1日の内のほとんどを、寝て過ごしています。

新生児は昼間や夜間の区別がついていないため、お腹が空いたら起き、お腹いっぱいになったら眠る事を繰り返します。そして、周りの音にも敏感で、少しの音で起きてしまうこともよくあるでしょう。新生児の1日の睡眠サイクルは、一定ではありません。

(新生児の睡眠時間については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん・新生児の睡眠時間はどれくらい?月齢で寝る時間が違うの?

新生児が昼も夜も長い時間寝ないのはなぜ?

新生児の1日の平均睡眠時間は上記の通りでしたが、実際には昼間も夜間もあまり寝ない場合もあります。生まれたばかりの赤ちゃんは、ママのお腹の中にいた頃と同じリズムで、起きたり寝たりを繰り返します。また寝る時間には個人差があり、よく寝る子、あまり寝ない子がいることも特徴です。(※1※2)

新生児が昼間、夜間ともに長時間寝ないことには理由があります。「肉体的な不快」と「精神的な不快」です。赤ちゃんが寝ないでグズグズを続けているようなら、何か不快なことがある可能性が高いでしょう。不快を取り除いてあげるだけでも、赤ちゃんが寝てくれる場合があります。

(新生児のぐずりについては以下の記事も参考にしてみてください)

新生児のぐずりが止まらない!いつまで続く?原因と対処法は?

1. 新生児が昼夜寝ない原因【肉体的な不快】

新生児の赤ちゃんが昼夜に寝ない原因のひとつが「肉体的な不快」です。肉体的な不快は主に下記のようなものが挙げられます。新生児の赤ちゃんが泣き止まず寝てくれない場合は、まず下記のことを注意しながら観察してみましょう。

●お腹が空いている
●体の痛み、かゆみがある
●便秘やガスがたまっている
●室温が暑すぎる、寒すぎる
●風邪をひいている

2. 新生児が昼夜寝ない原因【精神的な不快】

新生児が、昼夜ともに寝てくれないもうひとつの原因に「精神的な原因」があります。精神的な原因とは「不安を感じている」ということです。外の世界に出て間もない赤ちゃんは、とても不安を感じやすくなっています。

いきなり周りの環境が変わったため、赤ちゃんは不安を感じているのでしょう。外の世界に慣れていないので、グズグズと訴えるようになります。そんな時に有効なのはママのぬくもりです。優しく赤ちゃんを抱っこしてあげることで、不安を解消させてあげることができるでしょう。

新生児が夜に寝ぐずりする原因は?

夜に寝ぐずりする赤ちゃんがいます。まだ赤ちゃんがお腹にいた時、夜になると胎動が激しくことはありませんでしたか?新生児の赤ちゃんの寝るリズムは、お腹の中にいた頃と同じ場合があります。外の世界に出てきたばかりの頃は、お腹の中のリズムのままなので寝ぐずりしてしまうのです。

夜に寝ぐずりする原因のひとつは、昼間赤ちゃんに刺激を与えすぎていることです。テレビの音を大音量にしていたり、部屋の電気が明るすぎると、敏感な新生児を強く刺激してしまいます。大人にとっては普通のことでも、新生児にとっては刺激が強いこともあります。お部屋の環境を、赤ちゃんが落ち着けるように変えていくと良いでしょう。

新生児が昼夜寝ない時の対策

新生児の赤ちゃんが昼間、夜間とわず寝てくれないと、ママもイライラしてしまいますよね。新生児が寝ない時は、具体的にどのように対策をしたらいいのでしょうか?4つの対策をご紹介します。